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eightさんとnoteさん。自意識の為せるわざ。

犬の伸びのフルバージョンでは、犬は床にタッと降り立って、足先から後ろ足へとすいーっと伸びを移す。背中に浅皿を載せても落ちないような感じで。
簡易バージョンの中に、ベッドで脇を下にして横になり、前足をぐっと下半身の方向へと伸ばして、胸を突き出すものがある。詩人と昼寝から覚めた時、犬はその形の伸びをしていた。詩人がそんな犬を背後から抱いた。

「散歩に行こうよ」と犬がこちらを見た。

昨夜久しぶりに白ワインを飲んだので、朝、鏡に映った顔がぶあ~っとしている。
話は飛ぶが、市川海老蔵さんが奥様の小林麻央さんを亡くされた後の会見で、多くの思いの中で自分ははっきりそのことにも意識をやったのだった。つまり断酒をされた海老蔵さんの顔がぶあ~っとしておらず、頬がぴしりと明確な輪郭を描いていたことを。

あの時は、あれほどの悲しみの中での非情なマスコミの質問に誠実に答える年季のような、経験のようなものに感じ入った。意味のない質問も中にはあったはずだ。質問への距離が絶妙だった。

小林麻央さんのブログはそのあと全て読んだ。あの高潔さをもってしても、マスコミは夜中に襲ったのだ。

亡くなった俳優の生にも、下卑たものを寄せ付けない高潔さがある。
亡くなって初めて、そういうことの語られる世界なのだろうか。

午後重苦しく綿のつまったような感覚がずっと付きまとう。
仕方がない。自意識の故に日記なんて公開しちまったのだから―。
ここまで来てようやく、実際に読むかもしれない、あの人この人に思いが行く。


始めた以上せめて続けなくてはならない。

会社も始めた以上続けているうちに、成長したんじゃないか。

もう5年も前だったか、会社成りで初めてeight(名刺入力システム)を使用し始めた時、その精度に驚いた。当時はプレミアム会員になると、OCR技術が対応しきれなかった誤植は裏で人が修正してくださり、すぐに正しい名刺が返ってきた。

あの時は、表面は立派なプロセッサだったけれど、部分的には段ボール箱に小さな切込みが入れられ、投函された名刺を裏で人間が手で修正してくれていたのではないだろうか。

多分

それで、何十人だか何百人だかの、肉体を持った人々が裏におられて、入ってきた依頼を早く取れた方が、OCRの落とした部分を素早く修正してくださったのではないか。

多分

その速さに驚いたし、夜中の二時でもすぐに正しい名刺が返ってきたところを見ると、もしかすると時差を考えて、人員は地球規模に配置されていたのかもしれない。

今は一瞬で4枚一度に読み込めて、OCR精度は100%に近い。

で:ここからが本題だがnoteさんも今、アマゾンのおすすめ商品のようなAIだけではなく、担当者が読んで下段に出るおすすめ記事を表示してくださっているのではないか…。な~。

これはAIでは出せないのでは?という、自分の呟きに似た日記や、孤独な留学体験や、猫の描写が表示される。すばやく好みの傾向を読み取る選本技術と同じなんだろうか。ありがたい…。

昼と夜:ヴィルマルシェのお弁当(女子栄養大学監修つき)
1年前このお店に初めて入った時にその洗練された様子に驚いた。だが中を歩くうちに、例えば京都の八百一本館に初めて入った時の、あるいは、富山市ガラス美術館に初めて入った時の本物感、がないことに気付いた。値段が異常に安いこともそう感じた理由の一つだった。
その時「わおん!」と隅の方で小さく声がした。カードが読まれる時の音。
わ、きつねのしっぽと感じた。