葉留佳雨人

いつまでも来るはずのない春を待ち続ける人 出会い系での買春体験を書いてます

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出会い系買春から見る男の(多面的)貧困

自分の行為が善いか悪いかなんて、最後は自分でしか決められない。けど、どうやって決めたらいいんだろう。 ポイントを使いたくない男買春で良心が痛む瞬間があるかと問われると、実際のところあまりない。何故ならば、自分の欲望を処理するためにきちんとお金を払ってサービスを受けている気分になっているからだ。 女性の側からすれば、それが勝手な理屈でしかないこともわからないではない。貧困に苦しみ、止むを得ず売春という手段をとった女性に、汚い男がにやけヅラを晒しながら、札束で頬を叩くようなそ

    • ちっぽけだけど大切なの

      サイトで相手を探す際、写真をお願いすることがある。まあ、言い方は悪いが「品定め」である。 そもそも数万円単位の買い物をするのに、商品を全く見ないで購入できるのかというものだ。 これば出会い系での遊びに限った話ではなく、風俗全般に言えることだが、写真がないと当然判断しにくい。一か八かの博打ができるほど、こちらには余裕がないのである。 もちろん、送られてくる写真の大半は加工されていたり、いわゆる「奇跡の一枚」だったりして、確認材料としては当てにならないものだが、そんなことは織

      • 春はまだか

        ※付記(2023年7月) 本記事は2021年ごろに書いたものですが、公開停止となったため、書き直して新たに投稿します。 買春と効率<デートに誘って、食事代やその他諸々に金をかけて、やっとセックスにありつけるぐらいなら、最初からお金を払ってことを済ませた方がよほど効率がいいんじゃないか> そう思うようになったのは、いつのことだろうか。もはや記憶もとうに薄れてしまった。 十数年前、初めて付き合った女性と別れた。セックスもしないままに。 やっと童貞が捨てられる。そう思った矢先の

        • グッバイマイスイートハート

          春を買う行為は反省、というか、後悔の連続しかない。10人合えば1人当たりで、2人がまあまあ、あとは大外れみたいなものだ。 それもまだマシなほうで、10人全員がモンスターみたいなこともある。 今流行りの「コスパ」でいうならば、ソープやデリヘルの方が得な気もしてくる。それでもあえて、出会い系でやる理由はと聞かれると、個人的には心理的なハードルの低さと、不思議な高揚感があるからだろう。 私のようなコミュ障の人間にとって、風俗利用は意外に面倒だ。デリヘルならば店に電話する必要がある

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