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日常

毎日の日課のように、離れて暮らす認知症の親とビデオ通話をしている。
毎日少しずつ症状は進んでいる。
短期記憶が秒速で消えるため、たった今何を食べたのかも覚えていない。
もちろん今日の出来事も覚えていない。
本人は「最近、馬鹿になった」とは言うが、認知症だとは思っていない。
「ボケたら困る」とは言うが、頭の体操はやる前から「今日はつかれたから横になる」と言って逃げる。
ゴロゴロするか食べているか、こんな生活をしていると益々生活の質は低下していく。
趣味でもあれば良いのだけれど、今はこたつの番が趣味になっちゃってる。
認知症の人に意欲を求めるほうが無理なんだとは思うが、症状が進むのをただ見続けるのもしんどい。

本人の気持ちを本当の意味でわかってあげることなんて不可能。

繰り返される話を、ずっとニコニコ聞く余裕があれば良いのだけれど難しい。

遠距離介護。
頑張りすぎない、考えすぎない、悩みすぎない。
無理せずほどほどに。

思ってはいてもままならない。
疲れちゃったなぁ。

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