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トラベリングについて(バスケルール)

ワールドカップ予選が盛り上がってますね。

女子の予選から始まり、26日・27日には男子の代表の試合がありました。

その中でも今回気になった、トラベリングについてのことを記事にしてみたいと思います。

B級レフェリー10年目の自分なりの視点で思ったことを書いていきたいと思います。

数年前、”0ステップ”という言葉が明記されてから、トラベリングかどうか論争が激しくなり、同時にトラベリングでも吹かないという風潮が強くなったのではないかと感じています。

そもそも0ステップは

「ボールをつかんだ時についている足は1歩目とは見なしません」

ということです。

しかし

「動きながらの場合のみ」

ということです。

止まっている場合であれば、ピボットフットもフリーフットも決まる。でも動きながらの場合だから、まだピボットフットもフリーフットも不確定だよね。

って解釈でいいのかなと思います。

つまり

こういうのはセーフになります。

動いている中でボールを持ったときは0歩目。

ーーー過去回想ーーー

かつて(まだ0ステップという言葉がなかった頃)S級の方がベンチにおられる試合をレフェリーしました。

上記のようにノーマークのゴール下のシュートでトラベリングをコールしたらアピールがありました。

後で話を聞くとゲームに大きく影響がないからわざわざコールしなくてもいいでしょ?という考え方を教わりました。

ファウルでいう「影響」ですね。

それも「ゲームに及ぼす影響」という観点で、その時は勉強になりました。

ーーー回想終わりーーー

でも今は、Bリーグの普及に伴って、そのコール1つで給料が変わることもあります。

また、

こういうのもトラベリングをコールしなくなりました。

でも、「こういう誰が見ても明らかなトラベリングはしっかりコールしていきましょう」という流れなんだそうです。

昨年に上級の方々から教わりました。

確かにボールを持ってから動いていることが明らかです。

こういうのを最近はダブルミートと言ったりします。

でもでも!

しっかりボールを持ってしっかり止まってピボットフットが決まっている。

フェイクでピボットフットが動く。

これは明らかにトラベリングですよね。

これはこれまでからずっと同じ部分です。

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他にもポストのジャンプドリブル。

これもトラベリングのはずなのに、この前のワールドカップ予選ではなかなかコールされませんでした。(特に女子のベラルーシ戦だったと思う)

ドライブに入る時の突き出しのトラベリングもそうです。(これは男子のチャイニーズタイペイ戦も)

軸足の技術、トラベリングの概念を身につけなくてもいいのではないかと思ってしました。

それに比べて、男子のオーストラリア戦では、トラベリングを全然しないと感じました。(日本もオーストラリアも)

こちらの方がやはりバスケットだと思いました。

自分としての結論は、

これがバスケットだから、やはり身につけなくてはならない

です。

レフェリーによってコールされる可能性がありますよね。

技術不足なのは変わりないのだから、コールされても文句は言えません。

やはり上手い人たちはそういうところも身についているものです。

だったらやっぱり身につけなくてはなりませんね。


これからもルール改正を重ねながら、バスケットはよりスピーディーな方向に変わってきています。

疑問点なども出てくると思いますが、ここで書くことで自分自身でも情報が整理できるようにしていきたいと思います。

今日はコーチ目線とレフェリー目線が混ざってしまい、読みにくかったかもしれませんが最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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