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#3 「日常生活へのこだわりが非日常を生み出す」

上手くいく時は何をやっても良い方向にいくのに、結果が出なかったり空回りしている時には全くと言っていいほど全てが上手くいかない。

そんなとき、私は非日常を探しに出かける。

少し遠い場所に赴いてみたり、温泉に入りに行ったり。いつもなら素通りしてしまうようなお店にあえて入ってみたりと、意識的に行動を変える努力をしている。

"行動を変えるための努力"というのものが自分にとって味噌で、意識をしないといつも通りの行動をしてしまうからこそ、心がけるようにしているのだ。

最近、旅行をしていて気づいたことがある。岡山にプチ一人旅をしていた時のことである。

岡山出張が入っていた金曜日の仕事が終わり、翌日からレンタカーを借りて1人で瀬戸内海へ向かった。道中に食べた下津井のタコ刺身の美味しさや瀬戸大橋の圧倒的なスケールに心奪われながら、大好きなミスチルの音楽を聴きながらひとり知らない街をドライブをする。カップルや女子しかいないオシャレなカフェに入り、絶品チーズキーマカレーと食後のティラミスを食べたことも良い思い出だ。

そして夕方、鷲羽山から瀬戸内海を眺めていたとき。
目の前に広がる美しい自然の眺望を座ってみている私の顔をオレンジ色の夕陽が照らしてくれる。

橋の下を見れば船が何隻も往来しているし、橋の上を見れば車が何台も行き来している。一体どこに向かっているのか。どんなふうに橋を通っているのか。山の上からそんな光景を眺めていた。
間違いなく非日常的で、心奪われる景色だった。

他にも、京都で見た天橋立や熊本で見た阿蘇山の自然も確かに心奪われる景色だった。でも気づいた。
どこに行ったって、何をしていたって、結局は自分自身なんだと。

色々なところに行ったし、様々な経験を通じて思ったこと。
それは、周りに期待してはいけないということ。
どこに行っても、どんな綺麗な景色を見ても、
どんな音楽を聴いても
どんな最高な瞬間を味わっても
結局は毎日自分自身と向き合って、淡々とやるべきことをやり続けることでしか未来は創れないということだ。

一年を振り返った時、一番印象に残っている瞬間は、瀬戸内海で見た絶景ではなく、自分の継続してきた取り組みが実を結び、みんなの笑顔と歓喜の瞬間を生み出すことができたことだった。

いつもは日常の空間だけど、その瞬間だけは非日常の圧倒的な世界に変わってしまった。
あの時以上の最高の景色を未だに見たことがない。

続ければいつか必ず成果は出る。
どんな経験をしても、最後は自分。
現実から背を向けることはできない。
日常をどれだけこだわれるか。
一日一日をどれだけ大切に過ごせるかどうか。

非日常を生み出すのはいつだって日常を生きてきた自分自身なんだと思う。

最強の気づきを手に入れ、鷲羽山をあとにしたのだった。


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