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自分のもろい部分にこそ、本当の望みが隠れている

カウンセリングを受けなくても、
安全安心を感じながら誰かとつながりを感じているだけで、
カウンセリングを受けたのと同じ効果が得られることがある。

そんなマジカルなことが私にもあった。

胸に引っかかることがあって気分が落ち込んでいたときのこと。
自分の中のネガティブな感情を認めたくなくて、
人前では必死で笑おうとしていた。

でも、笑いたいのに、うまく笑えない。
表情のこわばりがどうしても抜けない。

そんなとき、気の置けない仲間とカフェで話す機会があった。
何かの話の流れで、胸の引っかかりを打ち明けることができた。

「本当はきつかった」
「全然楽しくなかった」
「うまく立ち回れなかった」
「孤独だった」

話しながら、そんな自分にダメ出ししてたことに気づいた。
こんな私じゃダメだ。
だから必死に笑顔で隠そうとしてたんだな。

仲間たちは私の話にじっと耳を傾けてくれた。
そして一言。

「話してくれてありがとう」

「がっかりな私」をさらけ出したのに、
「それでいいんだよ」
と受け入れてもらえたことが私にはありがたかった。

それからみんなのフィードバックを聞いて、ひとしきり泣いた。
カフェで大の大人が、しかも妙齢の女性が泣いている状況は
かなり奇妙だと思うけど、
そんなことはどうでもいい。

ふと気づくと、
のどの詰まりも消えていた。
「つらい」と言えずに顔だけで笑おうとしていたから、
自分の中で葛藤が起きていたのかも。

仲間に受け容れてもらったことで、
自分が自分を受け容れられた気がした。

これが最近、私に起きたマジカルなこと。
いい感じにマジカルでしょ。

私たちはただカフェで普通におしゃべりしていただけ。
それでも、「自分のままでいて大丈夫」と思える場所では、
普段は隠しておきたい自分のもろい部分にも触れることができる。

この「もろい部分」にこそ、
自分の本当の望みや欲望、エネルギーが潜んでいると思う。
そして、この繊細な部分に触れることで、
本当の自分に近づいていけるんじゃないかな。


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