見出し画像

緊急事態宣言やっちゅうのに、乳がんと言われましてん。030 ついに入院。

夜明け後ですが、まだ寝ていても大丈夫な時間なのに、起きてしまいました。多分、もう眠れない。

今日、入院です。これから。
人生で初めて、病を除去するための手術をするために。

これからどうなるんだろう。
あす、麻酔からちゃんと覚めることができるんだろうか。
今言われている病状より、実はかなり進行しているのではないか。
頭の中に「ドナドナ」が流れる。
悲しそうな瞳の仔牛になった気分です。
大げさかな。でも、怖いのは間違いないです。

それに、コロナ禍の中の手術。手術前も、後も、ひとりぼっち。
少なくとも、家族はいません。
昨夜はくだらないことばかり話していたけれど、家の中だからこその、くだらない、外では切って捨てるような話。
そんなくだらないことができることのありがたみを、しみじみと感じる朝。

病変部の周囲も含めて切り取って、外縁部に病変が見られなければ、乳がんは取りきれたことになります。(リンパ節他に転移していた場合を除く)
手術中は同時にセンチネルリンパ節生検を行い、転移があるかを確認し、そこで転移が見られなければ、リンパ節も温存できます。
でも、どちらも病変や転移があれば、その先はやや厳しくなります。特にリンパ節郭清(つまり切除)を行うと、切除した側の腕が上がりにくくなったり、力が入りにくくなったり。特に、私の場合利き腕側の胸にがんができてしまったので、郭清となると先はかなりつらくなるだろうなって思います。

当初は持っていくつもりはなかったけれど、今、荷物の中に小さなスケッチブックを入れました。
もしかして、絵が描きたくなるかもしれないと思って。がんになってから、好きな絵をほとんど描けていなかったけれど、5泊6日の少し長い入院、しかも仕事はナシとなると、ふと描きたくなるかもしれないと思って。


ではでは。

朝ご飯を食べたら身支度して、行ってきます。

追記

入院して、手術する方の胸がある手にマーカーで印をつけられました。焼印とかなら、それこそ昔の牛の売買のような……ドナドナド〜ナ〜ド〜ナ〜〜♪

コロナ禍の中、乳がんになって……一つひとつの命に優しい世界であってほしいと願います。貴重なサポートは、各種がん闘病に関わる団体や保護猫活動に充てさせていただきます。