私の母は、訪問介護士。

私は母の影響もあってか
ご縁あって同じ仕事を
させてもらっている。

その母から
今日聞いた話。

ある利用者の方は
栄養失調で
かなり深度のある
褥瘡（じゅくそう）を
患っていたそうだ。

人差し指が
余裕で入ってしまうぐらいの
重度のもの。

でも、
とにかく、
口から積極的に
本人が食べられるものを
摂取してもらって数か月後・・・

その褥瘡は、
跡形もなく消え
キレイな皮膚状態になったという。

人間の自然治癒力とは
計り知れない力があるものだ

と、驚かされた。

自然治癒力があることは
認識しているけど、
時にそのパワーは
想像を超える。

そして、
そのパワーは
「口」から食べ物を
摂取するという行為から
発せられていることがわかる。

かつて、私の祖母は、
入院中に経口摂食が難しくなり
胃瘻（いろう）となったが、

試行錯誤でしていた
舌のトレーニングの結果、
再び、経口摂食が
できるようになり、
退院後まもなく、
胃瘻を外すことができた。

「口」から食べ物を
いただくということ。

これ自体が
人間を人間らしく活かす力の
源となっているのかもしれない。