【さがたび DAY4】小さな有田の壮大なはなし(続き)

後半部分がまるっと消えてしまったので、もう一度続きを書くことにします。

有田焼って色々な模様があるよね、という話について、「柄には年代によって流行りがあった」という答えでした。

有田焼の絵柄で印象的だったのは、初めて赤色の絵付けと焼成に成功した柿右衛門様式。
左右非対称で、古伊万里に比べ余白がある。

それから、西欧ウケが良かった「芙蓉手(ふようで)」。お皿の縁部分を放射状に描くのが特徴。
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うぐいす色や鮮やかな黄色なども流行ったみたい。

全体を通して、世界規模で流通していた有田焼。
海外の文化にいち早く目をつけていた佐賀藩や薩摩藩の庇護の元だったからこそ、ここまでグローバルな目線で発展したんだなと思った。

有田は「でかい」!

スケールの大きさに圧倒されてばかりだけど、物理的なものの大きさにも驚かされた。
※写真が張り付かないので、別で上げました。良かったらそちらも合わせて見てください!

1つ目は、泉山磁石場。
想像してたものの10倍くらい広かった。

今はもうほぼ採られていないけど、これだけたくさん採る場所があったら、そりゃ大量生産もできるわ。と思った。

掘った穴も、ものすごく大きい。
自分の立っている場所からぐるっと180度くらいこの景色で、怖いくらい迫力があった。

ちなみに、行きはバスがあったのに帰りは見当たらず…
とおりゃんせが頭をよぎってぞくぞく。

2つ目は、商店で売ってる巨大な焼きもの。
何用なの!?神事?

私が両腕を広げたくらいは余裕である。
隣にちらっと写ってる壺も、私より大きいと思う。2mくらいあると思う。

3つ目は、大公孫樹(おおいちょう)。
樹齢1000年、国の天然記念物。高さはなんと40m!
横じゃぜんぜんカメラに収まらない。

いつ雷が落ちて燃えてもおかしくないと思う。
これから紅葉するんだろうな。
銀杏が落ちたら…たいへんだろうな^^



職人さんの住む小さい街有田から次々と飛び出してくる、信じられないくらいスケールの大きい話。
紛れもなく世界に誇る場所。
自分で足を運び、体感できてよかったと思います。

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