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国際芸術祭(奈良美智と塩田千春)

塩田千春しおたちはるの作品見たさに、名古屋まで行って来ました。
9月24日の朝、大雨の為に新幹線が止まるというまさかのアクシデントに見舞われましたが、午後1時東京発のぞみに乗る事ができ、名古屋に着いたのが3時過ぎ、それから駆け足で周ることとなりました。
先ずは目的の塩田作品を見る為に一宮エリアに直行して尾張一宮駅から歩き始めました。オリナス一宮という旧名古屋銀行一宮支店として建てられた建物を探して近くのお店の人に場所を聞いたのですが知らないとのお答え、この芸術祭は地元民には浸透していないなという第一印象、ほどなくして見つかり奈良美智ならよしともの作品を観る事ができました。歴史あるレトロな建物によく似合う少女達でした。

次にいよいよ旧一宮市立中央看護専門学校へ、ここにはボランティアの若者たちも沢山いて、案内してもらう事ができました。お目当ての塩田作品は2階にありました。

解剖学標本室の中の棚に並んだ標本を主に赤い針金で覆ったり繋いだりして過去の記憶を蘇らせているといった感じでした。事前にSNSなどで見た写真の印象とは違い、小物を集めて喜んでいる様な女性作家らしい可愛らしい印象でした。
標本室というから、もっと気味が悪いものかと思っていましたが実際に見ると全然違いますね。
さて、次はのこぎり二への行き方を尋ねたら、もうバスは終わってしまったのでタクシーを呼ぶしかないとのことで、電話番号を教えてもらってタクシーで駆けつけました。着くまでにかかった時間は20分位、入場は5時半までとの事でギリギリセーフでしたが流石にここは大勢の人で賑わっていました。

のこぎり二とは紡績、毛織物産業で栄えた旧織物工場の跡地で大量の糸巻きの芯をお馴染みの赤い糸で編み込んだ大規模なインスタレーションで、この芸術祭の一押し作品です。
人物が写り込んでしまっていて申し訳ございません。小さくて誰だか見分けがつかないとは思いますがご迷惑でしたら削除します。
今晩は名古屋のホテルを予約してありますが、明日は別の用事を入れてしまっていて誠にお粗末ながら、これで芸術祭のレポはお終いです。
これだけしか見ていないのに感想を言うのも憚られますが、展示エリア同士が遠すぎて古希間近のお婆さんにはハードルが高過ぎました。
塩田千春作品は、今この芸術祭の他にも大分県別府市の「塩田千春展  巡る記憶」(10月16日まで)で見られますが遠くて行けません。こちらの二点を見られただけで良しとします。
国際芸術祭は10月10日までやっていますので、興味がある方は是非行ってみてください。2泊3日で周るのが理想的だそうです。