見出し画像

#75 Amaldus Nielsen

#ノルウェー #アート #自然主義
オスロにあるムンク美術館で偶然目にした風景画がとても素敵だった。「叫び」で有名なムンクの絵と一緒に展示してあったAmaldus Nielsenの風景画だ。

Amaldus Nielsen(1838-1932)はノルウェーで最初の自然主義(naturalism)の画家と言われている。彼の作品にはノルウェー南部と西部を描いたものが多いようだ。自然主義は以下のように説明されている。

美術において広義には、自然物をあるがままに忠実に再現しようとする芸術形式を意味する。自然主義的な美術とは、古代ギリシャ・ローマ美術やイタリア・ルネサンス美術などのような自然の忠実な再現を試みた美術を指す。この場合に求められる美とは、芸術作品そのものとしての美ではなく、芸術作品に投影された自然物のもつ美である。引用:Artwords

彼の風景画に引き込まれたのは、ノルウェーのフィヨルドや山々が写真のようにリアルで美しかったからだ。水面にキラキラと反射する光、少し曇った空の色、海岸の石ころのテクスチャー…写真で撮るよりも肉眼に近く、すごく近づいてみてやっと絵だということがわかる。これはまさに自然主義の絵画の特徴だ。
中でも気に入ったのが"Laksetrapp, Rosendal"(写真左端)。夏に訪れてみたいなと思った。

ムンクの作品を見ようと思って訪れて、偶然出会った絵。旅はこういった偶然の出会いがあるから面白い。あぁ、世界にはまだまだ知らない美しい場所がたくさんあるだなあ。

ノルウェーの旅は続く…






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?