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セキュリティは何より大切です。【メディアパルさん企画参加記事】

メディアパルさんの企画に参加します。

これは「お部屋探しのエピソード」「ひとり暮らしのエピソード」 両方に在する昔話ですが #ひとり暮らしのエピソード  として以下を綴ります。


あれは、社会人となり賃貸アパートを借りて一人暮らしを始めていた私が借りた、三代目の部屋でのことだった。
父は転勤族。私が社会人となった年、何度目か数えるのも億劫になるほどの回数を重ねた父に、また転勤の命が職場から下っていた。慌ただしく父の知人の紹介で「一軒家の二階を間借り」するという、時代錯誤(苦笑)な一人暮らしを、私は始めることとなった。

取りあえず普通のアパートを。小さくてもいい、ユニットバスは必須。そう考え、空きのあった小さな部屋を借りて引っ越した。敷金が戻ってくる期間を経た二年後のことだ。そこを仮住まいとし、落ち着いて住むことが出来る部屋を探して数年後。最寄りの地下鉄駅より少し離れた場所に、漸く希望に合致する部屋を見つけて転居した。

足の便を少し差し引きすると、部屋の条件が良くなる。借りたアパートの一室は2k、間取りが広くて窓が大きく日当たりが良かった。風抜けというのは、一人暮らしで外出が多く、在室時間が短い一人暮らしには大切で見逃しやすい点だと思う。湿気は思わぬところにたまり、部屋の結露・カビの元となるので。

理屈はさておき。大きな窓には弱点も存在する。

一人暮らし向けのアパートは、金属製の階段を上がり、廊下状の構造物に横列して、個々の部屋が設置されている。そこに向いている大きな窓は、人が跨ぎ越せば室内に入ってこられる高さ(テラス窓・掃出し窓と同じサイズ、腰高窓ではない)だった。

※窓のサイズについて補足します(11:23追記)
参考記事👇


ある休日。その日は天候が良く普段は手を抜いている掃除を念入りにするのにピッタリの日であった。私は窓を半開にしてから掃除機を掛け、床を水拭きしていた。しばしその作業に没頭していると、聴き慣れぬ声が玄関から聞こえてきた。

「すみませーん。いるんでしょ?開けてくださいよ」

誰だ。私は足音を忍ばせて玄関に向かい、ドアスコープを覗いた(小規模アパートであったそこは、勿論オートロックではなく、カメラ付きインターフォンも設置されていなかった)。

「開けてくださいよ。ちょっとだけでいいから」

用件を告げぬ男性。一応はビジネスマン、営業マン風の服装。恐らくはしつこい「セールス=押し売り」だろう。そう考え、応答をせずに私は部屋に戻った。しばしの時間が流れ、男性は帰るどころか、とんでもない行動に出た。

「あ。ここから入れそう、よいしょっと」

男性は窓の前に立ち、片足を振り上げ、窓を踏み越えて室内に入ってくるそぶりを見せたのだ。

フェイク、ディスプレイ行為なのかもしれない、ドアを開けさせるための。だが、これ以上の暴挙を許すわけにもいかない。私は不法侵入しようとする男性に向かってこう言った。

「今すぐ止めなさい。それ以上足を動かせば110番通報します。あなたが今やっているのは不法侵入行為、立派な犯罪です!」

電話の受話器(まだ携帯やスマホの時代ではなく、固定電話だった)を構え、実際に口にあてながらそういう私を見て、「こりゃやばい。この女本気だわ」と思ったのだろう、くだんの男性は「おわっ。おねーさん、怖いなぁ。はいはい、退散しますよっと」と軽い調子で口にし、去って行った。

セキュリティに問題がある……。私は、また引っ越しを検討せざるを得なくなった。それ以外には不満がなかった物件だったので、残念だったのだが。

今ではオートロックなしのマンションなど殆ど存在しないし、バルコニー以外は全て腰高窓が設置されているだろう。部屋を借りるときは、交通の便だけではなく、セキュリティに関してもチェックが必要だと学んだ一件だった。

そして。不埒な輩が来訪したときには、毅然とした態度もまた、必要であることを(相手は確信犯、隙を突いてくるので)。ただし、これは私の経験と特性(実は保安関係出身なのです💦)に基づいていることを、ご理解賜りたく存じます。無論、過去の業務は過去、自己過信は禁物ですが。


前職については、この記事に書きました👇

等、散漫ながら #ひとり暮らしのエピソード  でした。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。


以下、MicrosoftCopilot生成によるAIアートを。

海外TVシリーズ風?なWomanPolice。妖婉ですね。


こちらはJAPANな感じですが……これ、警察の制服というよりガーディアン(警備会社)風ですね💦お顔は素敵。


最後はイラスト。この女性は交番勤務か広報課か。お好きな方でご想像くださいませ✨


メディアパルさん、よろしくお願い申し上げます。


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