的を得てない得意なこと

こんにちは

夏が終わろうとしている。8月の末に仕事を辞めた。今は9月。理由は色々あるが、まぁ、辞めてしまったので。もう後からやめた理由について話したところであまり意味はないかな。とか思うのだ。

これからの事だよ、肝心なのは。
過去はもういいので、今の話をしたいのだ。
いや、かっこいいことを言っているように見えるが、本気で私はピンチというか。今の話をせずにいられないのだ。
仕事を辞める時に次が決まっていなくて、しかし受けたいところも決まっていたし、まぁアルバイトだし、受けたら受かりそうかな。なんて思って電話で詳しい仕事内容、給与について質問して応募し、面接当日を待っていたのだが、、、
いざ面接をしたら、頬にこの世の終わりくらいでかいホクロのある、態度も宇宙くらいのデカさの感じの悪いおじさんが面接官だった。
そして募集要項に載っていた内容や、電話の話の内容は詐欺じゃないかと思うほど、仕事内容や給与の話がおもろいくらい聞いていた事と違うのであった。
「ちょっと思ってた内容と違うので考えさせてください。」webでの面談だったのだが、相手の面接官にそう伝えて通信を切ってしまった。
あちら側も「まぁ、そうですよね。そう言われる方も多いんですよ。うちは構いませんので、また連絡お待ちしてますー」くらいの感じだった。よくある事なのだろうか。それも意味不明である。

受ける仕事を探し直さなければいけない、、、面倒くささを感じつつ求人サイトを見ている。実はやりたいことがあるので比較的時間が作りやすい、バイトかパートを探している。
しかし、私はあまり会社に所属するのに向かない人間のようで、バイトも続かないことがある。友人や家族からは「性格的に会社に入りたがるけど、そもそも頭の作り、性質上向いていない。」「社会人として、とか以前に人間として頭がだいぶお花畑だよね。」「会社に入ってしっかり働く以外のことなら色々器用に出来る事も多いのに、残念なやつ。」などのありがたい評価を頂いでいる。

今までこのnoteの中で己の様々な失敗エピソードを披露しているし、馬鹿である自覚もある私だが、得意なことや出来ることが全くないわけではない。
好きなことに対してはやはり人並みに出来るようにはなるし、これは好きすぎて人より出来るかも。と、思うことだってある。
しかし、問題なのは私が好きで得意とすることはほぼ全て人生を生きる上では趣味、余暇とされていることだ。そして、もっと問題なのは私が嫌いで苦手とすることはほぼ全て人生を生きる上では主軸、要とされることである。そして苦手なことについての求人はやたら見つかるのに、得意なことの求人はほぼゼロだ。

好きなこと(得意なこと)
絵画制作、イラスト制作、絵画鑑賞、読者、漫画、植物の世話、部屋の模様替え(部屋を素敵にすること)、映画、昼寝、魚を愛でる、文章やらを書く、お喋り、口笛、家庭料理、映画と音楽、変な服を着て歩くこと、意味がないことをする、古いものを見たり使うこと

苦手なこと
数字、書類、合理的な思考や行動、座ってじっとすること、人の話を聞いて理解する、マルチタスク、電磁機器、家具の組み立て(完成はするけどネジがものすごく余る)、沈黙、大きい音、レジ業務(かつてレジ誤差の女王と呼ばれた女)、集団と集団行動、目上の人、年下のやたらしっかりした人

得意なことの求人がないのは当たり前というか、すぐにご理解いただけるのではないだろうか。世の中に口笛職人はほぼいない。難しいと思うのだ。そしてこれらの好きなことを仕事にしている人たちは雇われていない人が殆どだと思う。自分でやるのだ。
逆に苦手なことの求人なら割と求人サイトに載っていそうである。
会社員、コンビニやどこかのスタッフ、アパレル。しかし、そもそも数字とレジが壊滅的にできないのがまずい。

そんなこんなで私は完全に迷える子羊女だが、もうすでに大人だし、食い扶持も欲しい。自分で何かやるにしても、どこかで雇っていただくにしても、覚悟して一生懸命にやらなければいけないということだけは分かっている。
みんなえらい。「大した企業じゃない」とか、「実家の農家継いだだけだから」とか、「しがないバイト」とか、「ただの専業主婦」とか。「ただ口笛を披露する仕事だよ」とか。みんなそうやって自分をダメな奴みたいに言うが、全然ダメじゃない。そのポジションを手に入れる才能を持ってたり、その仕事をするための努力ができる素晴らしい人たち。
ちなみにここまで働くことについてしか言及してこなかったけど、ニートも才能。やったらすぐ分かるけど、働かないという自分を貫けるのはすごい(私は一年やったけど貫けなかった。)

みんなのおかげで私も生活できるのだ。
ふと、さっきコンビニで買ったしろくまくんアイスを思い出す。食べに行ってきます。仕事のことは、、、もう少し悩もうかしら。


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