くるくるとツヤツヤ

先日ぐりんぐりんにパーマをかけた。
ゆるふわパーマとかパンチパーマとかパーマにも色々あるそうだがぐりんぐりんという表現が一番あっている気がする。
私は小さい頃から癖っ毛と毛量の多さ、硬い毛質に悩まされてきた。
姉はサラサラストレートなのに母の毛の多さと父の癖毛を引き継いだらしい呪われしサラブレットの私の髪はいつだって言う事を聞かない。毛が意思を持っているとしか思えないほどだった。
タワシみたいな固さでチリチリうねうね、、、自由すぎる。
幸いなことに両親が美容師だった。私はよその美容院に人生でトータル5回くらいしか行ったことがない。
お客様扱いされずとも小6の頃からストレートパーマをかけてもらえたことにとても感謝している。
ずっとストレートをかけていた。
大学を出たころ思い切ってショートカットにした時も前にかけたストレートパーマが残っていた。小学生の時と比べれば幾分癖の落ち着いた私の髪もストレートあってこそやりたい髪型を保てていたのだ。
ベリーショートが伸びてなんだか野暮な感じがしていた。
ストレートの部分も残り少なくうねり始めていた。
パーマは昔一回かけて髪が爆発したことがある。私はとても躊躇っていた。
父に相談すると上の方にパーマを当てなければいいとのアドバイス。
もうどうなってもいいか。失敗しても髪は伸びるし、最悪父親に当たり散らそう。。そう考えた私はパーマを当てることにした。
ゆるふわだとかかんなそうだし、最近強めのパーマも一部で流行っているらしくイン○タでいい感じの画像を見つけて父に見せた。
へへへ、、これで私もオシャ女子の仲間入りや、、、

結果はいい感じ!癖も伸ばしかけ感もカモフラージュされた可愛いパーマとなり、私は気に入って小躍りするほど喜んだ。
しかしパーマをかけてくれた父が「可愛いんだけどさ、松田優作的な昭和を感じる」と一言。
父よ、確かに言われてみればそう見える。だが口に出すなよ。。

そこにはぐりんぐりんにパーマを当て、もう松田優作にしか見えない私がいた。
髪は伸びる。そう言い聞かせながら松田優作パーマを愛おしく感じた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?