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世の中の流れに従わないようにする

はじめに

この記事についてということではないのですが、僕も日中はテレワークを行い、「テレビはこんなことやってるのねー」というのを知る意味で常にテレビがついています。
朝から夕方までほんとにどうでもいいことを垂れ流しているんだなとつくづく感じます。

ファッションコーディネート対決

今日日○テレビのお昼の情報番組で、「秋コーデ対決!世代別カリスマモデルスペシャル」なる、ファッションコーディネート対決が行われていました。
30代、40代、50代のカリスマモデルが、「秋の女子会ランチ」というテーマで決められたショップでアイテムを選び、コーディネートを組んで、プロの審査員と一般投票の結果で順位を決めるというものです。

こんなのも正直どうでもよくねと個人的には思ってしまうのですが、世のワイドショーを見てる方々にとっては興味のあるコンテンツなのでしょうか?
この放送では「今年のトレンド」「トレンドカラー」というワードが出まくってて、聴覚でもゲシュタルト崩壊するんだなと思いました。
「トレンド」に関してはファッションに限らずでして、食べ物もそうですし、ファッションコーデ対決の前の企画では「こういう間取りがトレンド」というワードも出ていて、もうなんでもありなんだなと思いました。
そして使われすぎてちょっと気持ち悪いです(ただの体調不良かもしれません)。


ファッショントレンドを決めているのは?

以前からなのですが、「今年のトレンドカラーは」とか「トレンド」とかいうワードを聞くと、誰が決めているんだろうと思っていました。
まぁ探せばすぐに出てくるんですね。


まずはトレンドカラーについてです。

流行色の方向性を決めているのは、1963年に発足したインターカラー(国際流行色委員会:INTERNATIONAL COMMISSION FOR COLOR)という組織です。加盟国を代表する色彩情報団体で構成されていて、協議でファッション流行色を選定しています。
〜中略〜
加盟国各国の色彩情報団体があらかじめ選んだ色をプレゼンしあいます。お互いの提案に対する理解を深めながらなんとたったの2日の間に流行色が決まります!
実際のシーズンの約2年前の5月に春夏カラー、11月に秋冬カラーが決定します!
この段階で、流行色の基本的な方向付け(国際流行色)が決まりました。ここから各国の色彩情報団体が、国内の市場にあわせてトレンドカラーを発信していきます。日本においては、JAFCA(一般社団法人 日本流行色協会)がその役割を担います。

まずは何色を流行らすかを決めますと・・・。
実際は2年前にはもうすでに決まっていますとのことでした。
日本からは一般社団法人日本流行色協会:Japan Fashion Color Association (JAFCA)という団体が協議に参加しております。
そこの会員団体名簿がありましたので、興味のある方は見てみてください。

https://www.jafca.org/global-image/units/upfiles/9637-1-20200701134849_b5efc15b170fcb.pdf


色が決まったらその次はデザインや素材の大枠を・・・

流行色が決まった後は、総合的なトレンドが発信されます。発信元は主にパリを中心としたスタイリングオフィスと呼ばれるファッショントレンド情報会社が中心になります。TREND UNIONやPROMOSTYL、Nelly Rodi、carlinあたりが有名どころです。各社が、ジャンル別のトレンドブックを販売したり、トレンド予測セミナーを開催したりという動きが出てきます。
トレンドブックは、ファッション業界プロ用のファッション誌といったところでしょうか。デザイナーやバイヤーが参考にするそうです。
トレンドブック、中身も外身もかなりオシャレなので一般人でもコレクターがいます..例えばPROSTYの2016年のトレンドブックだと2冊で44万円(税別)もするんです。

トレンドブックが2冊で44万円!!
もうよくわからないですね。
トレンド予測セミナーも開催してるというのですから、もうお金儲けの匂いがプンプンしちゃいます。

このあとはちょっと端折りますが、ざっくりだと素材が決定され、デザインが決定され、ファッションショーが開催され、ショップで販売に至ると。

完全に「作られたトレンド」を追い求めさせられてると言っても過言ではないなと感じます。
ファッション業界のトレンドはやはりファッション業界が作ってるんですね。
そういうのをあまり表立って言わないのも、しょうがないと思いますが、しょうもない世界だなと思わざるを得ません。

一応補足・・・

一応補足をしておきますと、SNSの普及によって、2010年代から「インフルエンサー」という言葉が使われるようになりました。
これは単純に「影響者」という言葉のようなのですが、そのような方々の発信によってもトレンドが生まれているようです。

「あの子が着ていたから」とか「SNSで見たファッションコーデが可愛い」とかそれで購入したり、見に行った人もいるんじゃないかと思います。

そのインフルエンサーが本当に自分が決めて着ていたかどうかはわかりませんが、どっちにしろ周りに流されて決めてるので、ここら辺はあんまり良い傾向とは言えないと思います。


ファッションだけじゃない

もちろんファッションだけではないです。
トレンドを作っているのは、その業界全体、ひいては社会全体だと考えていいのかなと思います。

「誰かが買っていたら自分も買いたくなる」、「あの人が持っているから私も持って大丈夫」など日本人にあったマーケティングなんじゃないかなと思います。

先述の「間取りのトレンド」の話の時に「家の中にエレベーターをつけるのが増えてます」と言っていました。
3人定員のエレベーターを1機つけるのに200万だそうです。

安いと思うか、高いと思うかは個人の判断に任せます。
確かに便利なのかもしれません。助かるものかもしれません。
が、その金額で家が建てられるかもしれない世の中が近い将来に来るかもしれないのに、便利になるオプションで同じ額を出すのはナンセンスかなと思ってしまいます。


基本逆張り

もう僕は基本逆張りです(笑)
特に国連や政府が推進しようとしていること、権威ある〇〇協会が言っていることについては、「逆を行けばいいんだな」と思ってしまいます。

例えば「洗たくマグちゃん」をご存知でしょうか?
我が家では3年以上愛用している商品です。

マグちゃんは、マグネシウムの力を活用した
洗濯補助用品です。
洗たくマグちゃんは、誰が触れても安心の洗濯補助用品です。マグネシウムの特性を活かしたものづくりを通じて、私たちはひとりひとりが笑顔で生きる未来を目指しています。
洗たくマグちゃんは、従来の洗剤に含まれる、界面活性剤、香料、蛍光増白剤、漂白剤を一切使用していません。洗濯機の中に、洗たくマグちゃんを入れるだけで、人にも環境にもやさしい商品です。すずぎは1回だけでOKなので、節水効果もあります。

こちらの商品は口コミレベルで「めっちゃ効果ある」とされていたのですが、2021年4月27日、洗濯補助用品「洗たくマグちゃん」が景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、洗たくマグちゃんを販売する「株式会社宮本製作所」(茨城県)は消費者庁から再発防止などを命じられています。

おそらくこれは化粧品業界(洗濯洗剤業界)からの圧力だろうなと思います。
みんながみんなマグちゃんを使って洗剤が売れなくなったら大変ですからね。
それに加えて洗剤とか柔軟剤とか消臭剤って死ぬほどテレビCMやってますから。

この1件があってというわけではないですが、もう逆張りです。
特にこちらにメリットがあるようなものはもう逆張りです。
あくまでも例えですが、

マイナカード推進(マイナポイントあげるよ)
→うん、やめておこう。ポイントはいらない
ワクチン打ったほうがいいよ
→うん、やめておこう。食事と運動と睡眠でOK。

みたいな感じです。
世の中の流れに従わないようにする力をつけておいたほうがいいかなと思います。

おわりに

もっと短く終わらせるつもりだったのですが、長々と買いてしまいました。
この3日高熱でダウンしてたので、その反動がきてるのかもしれません。
(39.7℃まで上がったのですが、自己ベストでした。)

普段はニュースから記事を書いているので、逆に考えると高熱でダウンしてなかったら書けなかった(書こうとも思わなかった)記事かもしれません。

今回は逆張りしていこうという話でしたが、特に新しい技術についてはもちろん途中まで流れに沿っていくことも大事です。
その技術はどういう技術なのか、その技術によってどういう世界になることが予想されるのかを知るためです。
なので、もちろんトレンドとされるものの情報は入れるようにしたほうがいいです。
ただ、そのトレンドには乗らないようにするのがいいのかなと思います。


追記

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