クロワッサン•ドーソン

メンヘラが自分で自分の機嫌を取ろうとエンジョイ1人ライフを目指してます 週末 短編小説…

クロワッサン•ドーソン

メンヘラが自分で自分の機嫌を取ろうとエンジョイ1人ライフを目指してます 週末 短編小説 気力振り絞って エッセイもどき 画像は自分で撮影したやつです

マガジン

  • 映画とか音楽とか

    私が勝手に気に入って語っているシリーズ 最新作からめちゃ古まで 私がいいと思った時に書いてるのでしょうがない

  • ふと考えちゃったこと

    私の頭の中。 いい人生だったなぁって思えるように奮闘して色々考え込んじゃったことを吐き出したり、日々気づいたことまとめたり。

  • 短編小説

    頑張って毎週末には出したい… 怖いの多めかも

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短編小説 故郷の妙なお祭り

  この物語は坊ちゃん文学賞に応募するように書いたんですがボツにした完全フィクションです。これからはポツポツと創作も投稿していきたいと思います💐  では、本編どうぞ。       僕の住む街には、妙な風習がある。  人口はそこそこ、目立ったランドマークも名物もない。立ち並ぶカーディーラー、チェーン店、パチンコ、ラブホテル。娯楽も限られ、僕を含めた若者の流出が止まらない、どこにである田舎町。地方都市。  なんとなく曇りの日が多くて、歩いている人が少ない。居心地も住み良さも

    • この道でよかったと思えた夜

      4月某日。  20時30分に近くのコンビニを出発し、私は奈良の中でも屈指のお気に入りスポット、二月堂へと歩き出した。  東大寺の大仏殿の裏、街灯もまばらな暗い坂道をどんどん登る。  途中、立派な八重桜が満開を迎えていた。  思わずカメラを上に向けると、もう21時だというのに空がまだ少し明るいことに気がついた。  長かった冬が終わり、ようやく世界が春になろうとしているのを感じた。    山の中に迫り出すように建てられた目的地に辿り着く。オレンジの優しい光を灯す提灯がいくつも吊

      • 人生初の失恋で気がついた私のこと 

        はじめに  約2年付き合った彼氏とお別れしました。  特にその辺の詳細についてここで深掘りするつもりはありません。  この二年間について私は完璧とは程遠くも、全力でぶつかったので悔いがないからです。  それと何年か後に見返したらちょっと照れちゃうと思うので、自分の中にだけしまっておきます。  ちなみに浮気とかそういうモメ別れではないので、負の感情は少ないです。  ここでは、彼との別れの後に、そういえば私変わったな、とかこんな風に考えたな、ということがいくつかあったので、そ

        • その映画、誰とどこでみた?

           映画の鑑賞方法っていっぱいありますよね。  お家で契約したサブスクをのんびりみたり、毎週決まった曜日に懐かしいものから新作まで流してくれるテレビの〇〇ロードショーとか、それこそ映画館のでっかいスクリーンと爆音で没入感満点に楽しんだり。    もっといえば、この世に存在する映画の本数なんてもっとあります。レンタルビデオ屋にところ狭しと並んでいる分なんてほんの一握り。数え切れないだけの映画がこの世には生み出されています。  でも、映画を一緒に見る相手というのは、そんな映画より

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        短編小説 故郷の妙なお祭り

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        記事

          短編小説 駅前に落ちていた人形の話

           これは通勤中に考えた完全なるフィクションです。    いつも通り、最寄駅のコンビニで弁当を買って家路に着いたんです。  そんなに大きくないけど、激安ファミレスとかドリンクスタンドや可愛いイルミネーション付きの噴水なんかもある、そこそこ栄えた駅です。人通りも結構あります。最近だと海外からの旅行客も多くて、近くの商店街は歩くのも大変なんです。  大学進学を機にこの街へ越してきたんですが、すっかり気に入ってます。都会ほど殺伐としていないし、かといって田舎ほど娯楽なんかが枯渇

          短編小説 駅前に落ちていた人形の話

          短編小説 ある柔軟剤を探す男

             ある香りに取り憑かれた男の話。 「あ、柔軟剤切れてるんだった!」  溜めに溜めた洗濯物をオンボロ洗濯機にぶち込み、洗剤も入れ、とどめをさすだけ。というところで、葵は動揺と落胆の滲んだ声を上げた。  そんな彼女の揺れるポニーテールを眺めていた俺は、咥えていた煙草を指に挟み、「あ、まじか」と同調した。  いつもこの家では、必要なものは切れるまで補充されない。ハンドソープ、ティッシュ、シャンプーなんて、出なくなったところからが本番だと思っている。  とはいえ、せっかくの週末

          短編小説 ある柔軟剤を探す男

          創作偏愛小説 鍵と金木犀

           これは少し前に書き殴った小説です。  相手を大事にする以外の愛情とかを書いてみたくて書きました。  金木犀がやっと咲きましたね。  では、本編どうぞ。  僕と愛ちゃんがいつも大学帰りに駅前に飲みに出かけた後、それぞれの家に帰るときに歩く、さわやか通り。  そこは、夜になると嫌に明るいオレンジ色の街灯が灯る。道の両側には背の高いマンションがずぅっと何棟も建っていて、街灯の放つまばゆい光が通りの中にぐっと閉じ込められる。見上げると真黒な星も見えないような夜空が建物の間から覗

          創作偏愛小説 鍵と金木犀

          短編小説 調香師の娘

           ストックにあったこちらを今週末は投稿します。結構お気に入りです。  ココ•シャネルが調香師と出会いあのシャネルNo.5を生み出したことで運命を変えたエピソードが好きです。  いつか群像劇を書いてみたいなぁ。 では本編どうぞ。        ある王国に、宮廷お抱えの調香師がいた。  世界中の美しい花を集めた温室で彼女が調合する香水はまるで魔法のように人々を魅了していた。  薔薇、金木犀、鈴蘭、ミモザ。彼女がその魔法の腕を振るえば、手の中のガラスの小瓶に一瞬にして香水が

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          タイタニックを見て友情と愛情に包まれたんだ…

          『タイタニック』  今日も映画界に燦然と輝き、不動の人気と地位を築き上げているまさに名画中の名画である。  堅苦しいことは言いません。正直に、見たことがない人は見ましょう。損はさせません。  私の名前のドーソンも、作中に登場するジャック・ドーソンからきていますそのくらい好き。 タイタニック号と私の出会いとこれまで  中学生の頃、地上波の、BSだったかな、タイタニック放送のCMを見て録画し、誘ってくれた母には感謝しかありません。  「あー、あの船が沈む悲しい映画ね〜まぁ

          タイタニックを見て友情と愛情に包まれたんだ…

          人生が映画なら、どんなエンディングテーマを流そうか?

           社会人になって約5ヶ月    やはり、中々大変です。自分のために割ける時間は学生の頃に比べて格段に減り、やらなければいけないことに忙殺される日々。減る一方の貯金。会いたい人にも中々会えない。  気がつけば、今の自分は今後どこに向かってるんだろう。なんの為に生きてるんだろう、なんて今まで考えたこともなかったようなことが通勤電車や眠りに落ちる直前、頭をよぎるように。社会人をかじってたった5ヶ月でここまでになるとは…。 そんなある日。  久々に、家の漫画棚からお気に入りの本を持

          人生が映画なら、どんなエンディングテーマを流そうか?

          怖いって楽しいんだぜ ~ホラー映画のススメ~

          1 びっくり画像とかないから安心してね   みなさん、ホラー映画、ひいては怖いものはお好きですか?  安心してください。ここはインターネットの荒波の中ですが、あなたを急に驚かせるようなびっくり画像なんて仕込んでいませんから(╹◡╹)  ところで、先ほどの質問ですが。  私の体感、 ホラーなんて好き好んで見るやつ変わってるよ!できるなら、見ずに生きていきたい!ヒェッ!! という人が多かったです。  ちなみに、私はホラー映画大好きです(╹◡╹)  ホラー好きなんて、

          怖いって楽しいんだぜ ~ホラー映画のススメ~

          自己紹介

          今更。何回投稿してから自分の話しだすねん。  クロワッサン・ドーソンです。本名ではありません。  現在22歳。社会人1年目。  大学では米文学などを少々かじりました。  好きなものはカレーとホラー映画です。いつか映画の感想note書きたいなぁ。  小さいころから文章を読むのも書くのも味わうのも好きで小説家になるのが夢でした。   最近はそんな機会もめっきり減り、私の中の創作能力と意欲が枯れる前に、なんとか書く習慣をつけようとリハビリの気持ちでnoteを始めました。  特にジ

          「棒人間」RADWIMPS 『フランケンシュタインの恋』

           最近、内容は覚えていないのですがこの曲がインスタグラムのリールにBGMとして添えられているのにたまたま出会いました。  なんて懐かしい!この魅力的な歌い出し!  すぐにSpotifyへと飛び、お気に入りプレイリストにこの曲を招待しました。    この曲は私が高校2年生の時に放送されていたドラマ[フランケンシュタインの恋]の主題歌でした。  私自身、[君の名は]以来RADWIMPSを認知したにわかちゅうのにわかです。世界観にあってねぇこと言ってんじゃねぇよと激高された方はご

          「棒人間」RADWIMPS 『フランケンシュタインの恋』

          卍やる事ねぇから金髪にしてやったわ卍

           初めてインナーカラー、というものをしたあの4年前の話をしよう。  憧れだったインナーカラーをしたあの日の私は、深い傷を負い、心に穴が開いていた、雨の日だった___。  おっと、そこの君、めんどくさそ、やーめっぴ!と思わないで(゚ω゚)  別に重い話とか始まらないから、てきとぅーに読んで下され。  大学一年の春先。私は部活にバイトに精を出す、(まだ)やる気と希望に満ち溢れた芋っぽい19歳でした。髪色といえば、憧れのミルクティーを目前に、入学式は落ち着けという母からの圧と

          卍やる事ねぇから金髪にしてやったわ卍

          Have a good day がききたくて

          よく人に声かけられるタイプの私   こんにちは。最近はコロナ前の活気を世界が取り戻し、人の行き来がどんどん増えてますね。  私の住んでいる奈良県も3年前と同じかそれ以上に外国の人がたくさん訪れています。商店街や駅、公園で様々な国の方を見かけます。  そうなると必然的に彼らと関わる可能性も上がるわけで。  どうやら私は昔からなんとなく道行く人に話しかけられやすいタイプらしいです。観光地を歩けば写真を頼まれるし、スーパーで外国の人に鉄分多めの牛乳と普通の牛乳の違いを聞かれるし、

          Have a good day がききたくて

          花見レポ 開花懐古 藤井風

          初めての一人ぼっちお花見  こんばんは。今日は足を延ばし、佐保川という桜の名所にソロお花見に行ってまいりました。友達もおらず、花粉症の彼氏を引っ張り出すのも申し訳ないので、イヤホン越しの藤井風をお供に一人で浸ってきました。  (今回のnoteのBGMは藤井風『旅路』ってことにしてます)  会社の新人研修初日が終わり、ぐったりとした体をなんとかかんとか突き動かし、学生時代、といっても数週間前ですが、よく通った散歩道に沿って佐保川を目指しテクテク。  途中のコンビニで白いカス

          花見レポ 開花懐古 藤井風