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レポ#59 魚津水族館

のとじま水族館訪問の後、和倉温泉に1泊して2日目は金沢観光をして、3日目に魚津水族館に行った。日本海側に行くといつも寄り道しようと思っていたが、こちらもなかなか足が伸びていなかった水族館。初訪問です。

基本情報
場所:富山県 魚津市
入館料:1000円(大人、2024.01.14時点)
飼育点数:300種10000点(水族館ぴあ2015)


チケット・パンフレット

チケットはこちら☟

歴史を感じられる写真が載っている。

パンフレットはこちら☟

よくある三つ折りタイプ。
見開きで館内図になっている。とても分かりやすい構造でした。


水族館まで

金沢駅から新幹線で富山駅まで約20分。そこから電車で魚津駅まで約25分。魚津駅より1駅手前の東滑川駅からは徒歩で20分で行けますが、3人で行ったのでタクシーで楽をしてしまいました。

蜃気楼が有名なのは知らなかった。旅に出ると知識が増えるのもいいなと感じます。
着きました!おそらく裏側だと思うのですが、電車から見えた建物は壁にペンギンが書いてあった(撮るの失念)
外にはさっそくチョウザメ水槽。
入口の看板、年季が入ってます。
110周年、数字で圧倒されますね。


富山の河川

入口を入ってすぐは、河川コーナー。

壁に沿って水槽が並びます。
こだわりは、植物が本物なことと、毎年調査をしていることだそう。
植物が本物はびっくり。けっこう広いスペースだったため、お世話するスタッフさんすごいです。
解説もすごく丁寧で、愛が詰まっていました。
トンボのコーナーもこの充実具合。
トミヨ。
巣をつくるのか、見てみたい。
サケ科のなにか。水が透き通っていてきれい。
カジカ(たぶん)キョロっとした目がかわいい。
人の手が加わると川底から浮いている石が少なくなって住み場所がなくなっちゃうんだね。


田んぼの生物多様性

河川コーナーから横並びにあるのが田んぼコーナー。

こちらも植物が豊富。へびもいました。
アユカケ。石に擬態しているそう。たしかに色のまだらな感じもそっくり。
アカハライモリのこども!葉っぱのしたに隠れていた。
素敵なのぞき穴。
利用して写真撮らせてもらいました。


波の水槽

少し雰囲気が変わって海に近づいていきます。

どーんと横に幅のある大きな水槽。
名前の通り、波を起こす装置がついている水槽だそうだが、故障中でした。
ガチャが置いてあって、エサをあげられる。
いざ!
水はねも覚悟しましたが、おしとやかに食べてくれました。
ちょっと集まってきました。
ここ、「のぼらないでね」と書いてあることが多いんですがまさかのOK。お子さんにも優しい作りなんですかね。
調査協力ができるそう。興味をもってもらえる仕組み。
水槽の下に鏡がついていて、石の下にいる生き物が見やすい画期的な展示。
おやすみ中のメイタイシガイフグ。
波の水槽の後ろには、小さめな水槽が並んでいた。
たぶん食事中のシロウミウシ。このほかにも4種類ぐらいウミウシがいました。


富山湾大水槽

メインと言ってもいいのではと思うコーナー。

空間の中心に大水槽。
泳ぐのはブリ。
富山の名産ですね。
水槽の中央には、階段で下がる場所があって・・・
トンネルになっています。
日本で最初のアクリル製トンネル。何でも第一人者というのはありがたいものです。
魚が衝突しないように試行錯誤した実験結果が掲示されていた。
一番効果があたのは、エアレーション作戦と、照明ダウン作戦だったそう。
この角の泡はそういう意味があったのか!日々の飼育の工夫に頭が上がりません。
1日に2回開催されていた「おさかなのお食事タイム」クリスマスが近かったのでトナカイダイバーさんの登場。
バケツから手でエサをあげる様子が近くで見られます。
大水槽の周りにも水槽が並びます。
メバルもキツネとタヌキがいるんですね。文字の色が赤と緑なのはうどんを意識・・・?
アオリイカ。色味がきれいです。
イカを捕った漁師さんの紹介。お店まで紹介されているのがいいですね。
ちょっと時間が経ってみたら色が変わっていた!イカってほんと不思議。
マツカサウオ。
発光するのを発見したのは魚津水族館だったそう。
ヒゲダイ。注目なのは、解説板で・・・
ヒゲダンぽく書いてあって笑ってしまいました。
ガラス面にぶちゅっとついたイシガキフグ。
さかなクンのイラストがありました。

生きものだけでないおもしろ展示も盛りだくさんでした。

アカナマダという非常に珍しい魚を解剖したそう。食べた結果まで書いてあるのですが、
なぜか習字が。
なんとアカナマダのスミで習字をしたそう。なんて発想力!
続いて、リュウグウノツカイの近くにあったカバン・・・?
なんとリュウグウノツカイの革で作ったそう。これも意味がわからなくて良い(褒め言葉)
脳も展示されていました。どこにあるの・・・?と思うと、
絵の中にあった!見逃しちゃうね!
剥製もあります。リュウグウノツカイ推しにはたまらない水族館ですね。

深海コーナーもありました。

大水槽の壁際が少しくぼんだ空間になっています。
イトマキフグ。深海に住んでいるのか。
サクラダンゴウオもいた。小さくて写真は撮れず。
クラゲとアマモ場コーナー。
アミメハギ。好きです。
クラゲはリースで飾られていた。


ジャングル・サンゴ礁

通路のようにまっすぐに続くジャングルコーナー。

緑一色。
ポルカドットスティングレイ。栃木県のなかがわ水遊園からやってきたそう。
続いてサンゴ礁コーナー。
サンゴはみんなの住み家。たくさんの魚が暮らしている水槽。
カクレクマノミはイソギンチャク住み。
サンゴだけの展示も。
かたさで違いがあるんですね。


おさかなショー

魚津水族館の名物、おさかなショー。イルカやアシカなど他の水族館ではショーの登場メンバーがいない分、がんばるのは魚です。

会場の水槽にはもう魚がスタンバイ。
まずは、イシダイのイシちゃん。文字をひっぱって文章を完成させます。
続きまして、ウマヅラハギのウーちゃん。ウマヅラハギのショーは世界でここだけだそう。
見事な輪くぐり。
なんと最後は5本連続の輪くぐり。高さの違う輪を体の向きを微調整しながら上手に進んでいました。
最後は、イシガキダイのガッキー。
じゃんけん勝負ができます。負けました。


バックヤードコーナー

バックヤードツアーなどイベントで裏側が見られる水族館はいくつかあると思いますが、魚津水族館はいつでもだれでもバックヤードが見られちゃいます。

こちらが入口。
水槽以外にも機械やら道具が丸見えです。
おさかなショーの会場の裏も見えました。他の魚も練習しているんですね。
ガッキーは、セリで「芸の覚えが早そうに見える」とやって来たそう。飼育員さんの見る目すごすぎ。
バックヤードでは、水槽の上にネット遊具があって、遊ぶことができるそう。ユニークな取り組み。
水槽の隣に自転車?
漕ぐと水流を起こせる仕掛け。見るだけじゃなくて、体験できるのが魅力ですね。


うおすいファミリウム

こども向けコーナーがありました。

入口を撮った写真が人が映りすぎていたので、裏側から。
カラフルなヤドカリ。なぜ?
ワークショップがあったそう。こんな取り組み、見たことない気がする。
生きものにそのまま使われるのはすごい。
透明標本。がいこつスタッフがやや怖い。


ウミガメ・アザラシ・ペンギン

階段をおりると出口に向かいます。

階段には年表。歴史を知ることができる。
小さめなウミガメ水槽。住んでいるのはアオウミガメ。
ちょうどごはんタイムにお邪魔しました。
すごい食欲で3分ぐらいで食べ終わった。見られてラッキーでした。
隣にガラルファエステ。穴から手を入れることができます。
向かいにアザラシ水槽。
ひょっこり顔を出してくれました。

市内で鳥インフルエンザが発生した関係で、11月29日からペンギンの展示がお休みになっていました。

謝っているイラスト、かわいいけど謝らなくていいんだよ!
外にあるのですが、シートが張られていて見られなくなっていました。
2023年生まれの子見たかったな。また来ます!

1月6日より展示を再開したそう。被害が広がらず良かった。


グッズ

グッズは2種類購入。

まずは飼育員さんが手書きした缶バッジガチャ。
3回やりました。ホテイウオがお気に入り。
ペンギンが欲しかったのですが、また次の機会に。
もう一つは、本。
水族館の公式ブックは欲しくなります。


まとめ

小規模ですが、解説が丁寧だったり、見る人を夢中にさせる工夫だったりがぎゅっと詰まっていて満足度の高い水族館でした。生きもの好きな方は絶対に楽しめる場所だと思います。特に大水槽コーナーにあった解剖や剥製など、じっくり見れば見る程おもしろい展示がたくさんありました。
今度こそペンギンに会いにまた行きます。

富山で食べた寿司。何を食べても美味しかった。

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