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レポ#35 浅虫水族館

2泊3日で行った東北旅行の最終日、浅虫水族館へ。秋田から青森までの車移動はなかなか遠かった。秋田も青森も広くて一回だけでは観光は回り切れない・・・。青森ではイカを食べたり竜飛岬に行ったり欲張りすぎて、旅館の夕食の一番遅い時間に到着、これも良い思い出。

基本情報
場所:青森県 青森市
入館料:1030円(大人、2022.10.16時点)
飼育点数:約200種10000点(館内掲示物より)

男鹿水族館GAOに続いてこちらも初訪問。存在を知ったのは今年に入ってからぐらいで、フォロワーさんの訪問で知り、Twitterでホタテの料理レプリカと水槽が並んでいる写真がバズっていた記憶。

チケット・パンフレット

チケットはこちら☟

よくあるタイプの小さいチケット。シンプルだけど柄がかわいい。

パンフレットはこちら☟

よくある三つ折りタイプ。全面に出ているキャラクターは「ここる」ちゃん。
見開きで館内図。2階建てだけれどとても広く感じた。

水族館まで

水族館までは宿から車で向かった。電車で来ても駅から徒歩10分程らしいのでアクセスは良さげ。

駐車場に立っていたのぼり。
どーんと横長の建物です。建物に書いてあるイラストがとても良い。
粋なダジャレでお出迎え。
消毒液がタコでした。消毒液用に作ったのかな?というとてもしっかりした作りで感動。



むつ湾の海

コーナーごとに見出しをつけていきます。まずは地元の魚コーナー。

入ってすぐはウミガメがいます。アカウミガメとアオウミガメ。
距離感が近い!こっちがアカウミガメかな?
そしてこっちがアオウミガメ?甲羅の形や口のとんがり方が違うみたい。
そして両生類が続く。

ここからが「むつ湾の海」コーナー。

大迫力の水槽です。何がすごかったって、ホタテガイの成長が見られるんです。
まずは採苗器。
幼生を付着させる役割。
次がパールネット。
大きくなったらどんどん違うパールネットに移し替えていくらしい。
次が丸かご。
パールネットより網の目が粗い。
そして最後が耳づり。
ついにネットの保護から出て、12cmまで大きくするらしい。
こんな形で私たちがホタテを食べるまでにどんな育ち方をしているかがよーくわかる素晴らしい展示でした。
魚もたくさん。このモニター3枚分ぐらいの種類がいた。
そして、ホタテがどんな料理になるかも置いてあるのです。「貝焼きみそ」は宿の朝ごはんにも出ました。
「私も食べるんですか・・・」と言いたげな魚。
全体像はこんな形で、横から入れるトンネル水槽になっています。
このトンネル水槽がまた良い。
マアジかな?
頭上を泳いでいくヒラメは初めて見た。
マボヤの成長も見られます。
縄についているオレンジの小さいのが1年目のマボヤ。
3年目になると・・・
とっても立派になりました!
ちなみに、大水槽の前は、少し高いところに休憩スペースがあって、座って眺められるようにもなっている。



青森の海

次のコーナーは青森の海がテーマ。

アマモ水槽。アミメハギ。
アマモ水槽についた藻を食べる。
のびちゃった!麵すすってるみたい
でっかいミズダコ。
ミズダコの水槽には、マコンブも展示されていた。
ウスメバル。こちらも魚名板に並んでメバルを使った料理の説明が。
こんな形で水槽が並んでいました。
ホウボウ。美しい胸ビレは見られませんでした・・・。
岩に寝そべっているようなフサギンポ。



サンゴ礁の魚・クラゲ水槽

同じフロアを進んでいくとサンゴ礁の魚コーナー。

大きな水槽がどーんと現れる。
奥行きのある水槽で1匹ずつを撮るのが難しかったでの全体の写真だけ。
サンゴ礁の水槽横がクラゲコーナー。
小さな水槽が並ぶ。この水槽、2重のアクリルになっていて近づくと手前のアクリルに何回もあたってしまった(ごめんなさい)
タコクラゲ。体内に植物が共生しているの初めて知った。
サカサクラゲ。密集なのか、口腕が長い個体が多いせいか、絡んでるの珍しい気がする・・・
カラージェリー。パステルカラーでポップ。
シロクラゲ。傘の中の模様が透けて見える。
クラゲ以外の魚水槽もありました。上の方に集まるヘコアユ。
同じ水槽の下の方にはチンアナゴ・ニシキアナゴ。
お邪魔していたヘコアユ。一緒に埋まりたいのかな?
ジャストサイズの穴から顔を出すウツボ。
横に長い水槽。
イシガキダイかな?灰色がきれい。
海獣館の手前に展示コーナー。
またまたおいしそうな料理のレプリカ。食育への力の入れ方がすごいです。



海獣館

海獣館には、アザラシ・ペンギン・オットセイがいました。

大きな水槽ですいすい泳ぐ姿が見られました。
一番最初に出会えるのはゼニガタアザラシ。
「銭」のような模様が特徴的。
寝る時のこのポーズは全アザラシ共通なのか・・・?
ツルツルしてそうだけど近づくと毛並みがわかる。
お次はゴマフアザラシ。
こちらもすいすい。
3頭が暮らしているらしい。(一番小さな「ひかり」ちゃんは伊豆・三津シーパラダイスへのお引越しが決まったそう)
お次はフンボルトペンギン。
東武動物公園から来た子がいました!馴染みのある園館の名前と出会ってワクワク。
亜成鳥もいる!
1羽ずつの紹介も丁寧でキャチフレーズもよい。
キタオットセイ。こちらも3頭。
私の撮影技術ではカメラにはおさめられないスピードで泳いでいた。



お食事タイム・トレーニング

海獣館のお食事タイムは公開されているプログラム。時間に合わせて見に行きました。

まずはペンギンのお食事。
魚がプールに投げ入れられていく。
エサの奪い合いですが、運命の出会いみたいな素敵な瞬間が撮れてしまった。
キャッチする瞬間も!
下の子が狙ってます。
お食事タイムが終わったのんびり泳ぐ亜成鳥。
深さもけっこうあるので泳いでいるところが見やすい。
潜る時に出る泡が大好きです。
プカプカ。
目がすごいことになってる。
浮かんでいく過程でのすごい首の角度。
水中から覗く。
たっぷり見られて満足でした。
次はキタオットセイのお食事。
トレーニングで体をチェックしながら。「私の前脚どうでしょう?」
次はゴマフアザラシ。2頭並んでいる姿がかわいすぎる。
大きな口を”あー”
絶妙な角度で見つめ合う。
気持ち良いのか・・・?悟った顔でトレーニングを受ける。
飼育員さんの指示を聞いてアクリルに近づき・・・お祈りポーズ。
光の加減もあって大変神々しい。
2頭並んでいた写真で右の小さな子は2020年生まれの「ひかり」ちゃんかな?
家系図を見ると、「かぶと」くんの名前が!下田海中水族館で推しになった子!大興奮!
そっか、かぶとくんの妹さんなのね。こういった繋がりに出会えると大変嬉しくなります。
次のお食事タイムはゼニガタアザラシかな?と思って待っていたのですが、なかなか始まらなかったので移動してしまいました。こちらの子も小さいですね。
「サツキ」ちゃんんかな?ゼニガタアザラシは生まれたときからこの模様なんだな。
のけぞって見てきた。



イルカパフォーマンス

イルカパフォーマンスは1時間半ごとに1日5回行われていた。イルカパフォーマンス大好きなので3回観ました。
ここでは1回目と3回目で撮った写真を載せます。

入口に近い場所にあるイルカプールで行われる。
完全屋内型で劇場のようなつくり。
始まるまでは幕が引いてあります。
壁にある時計もなんだか劇場のよう。
始まるまでは観覧の注意事項が映像で流れている。手作り感があって暖かみのある内容。
始まった!と思ったらまずは映像から。これがとっても楽しかった。「あさむしすいぞっかん♪」の歌が今も頭を離れない。手拍子も忘れずに。
幕が開いて始まりです。突然ですが。このロゴすごく好き。
出演するのはカマイルカ。胸ビレで上手にボールを運ぶ。
飛び出してボール投げ!
2頭そろってジャンプ!
アクリルの手前まで来てくれました。
お客さん参加型で合図を出して楽しみます。
近くで見られて最高!カマイルカの顔かわいすぎ!
最後はねぶたの音楽に合わせてどんどん技を繰り出します。
テールウォーク、めちゃくちゃ長くて感動した。パフォーマンスのクオリティーが高い。
ステージをすーっと滑らかにすべる。
バージャンプ!とっても楽しいパフォーマンスでした。



冷たい海の魚・希少淡水魚

イルカパフォーマンスから戻って、海獣館より先のコーナーに。

こんな空間に水槽が並ぶ。
魚名板撮ってくるの忘れちゃったんだけど、アブラツノザメかな?かっこいい。
岩のマンションのような素敵な住み家に住んでいるのは・・・
オオカミウオ。右の子が押すように顔を出してて愛らしい。
泳いでいる姿も見られた!レア?
キチジ。高級魚らしい。
希少淡水魚コーナー。
きれいな魚、こちらは・・・
生食用の紅サーモン。青森の名物なのかな?
美しい。
2匹並ぶと大迫力。
十和田湖のヒメマス。
空きになると体が赤くなるらしい。
エスカレーターで2階に上がるとさらに淡水コーナー。
アルビノのイトウ!
イトウってだけでも珍しいのにアルビノとは。
田んぼをバックに泳ぐ魚。
浅虫の広報誌があった。こういう手作り感がすごく良い。
スタッフによる質疑応答コーナーも。
企画展かな?
プラスチック問題を学べるコーナー。
人間が出したごみで傷ついた野生生物を保護した例。



熱帯淡水魚・ピラニア

先ほどの2階の淡水魚コーナーを進むと、熱帯の淡水コーナーに続きます。

ブラックコロソーマ。アマゾン川に住むらしい。
フラミンゴシクリッド。コブダイみたい。
テトラなど小さな魚たち。
名前がわからないんだけれど、きれいだった魚。金魚みたいな色合い。
古代魚水槽。恐竜の化石が雰囲気を出している。
ピラニア水槽。キラキラしててきれいに撮れた1枚。


いるか館

いるか館が別棟になっています。2階の通路から行くことができます。

イルカプールを2階に上がった先に通路がある。
35周年の年表。
歴史がいろいろ書いてあった。写真付きなのでわかりやすい。
印象に残ったオオカミウオの繁殖。国内初だったらしい。
イルカの生活に関する展示。
いました!カマイルカ!
こんな形でプールを上から見ることができる。
水で遊んでいました。
チョコとチップというなんと相性がよい名前。
2頭ともこの水を打ち上げては、それを口に入れる遊びに夢中。
こんなに優しい目をしていますが、ときどき尾びれで水しぶきをかけてくる・・・。
下に下りることができる。途中には背比べコーナー。
すいすい泳ぐ姿を近くで見られました。
水面近くで遊ぶのも下から見るとまた違って面白い。
パフォーマンスとは違って自由に遊ぶ姿が見られて良かったです。



おやつ

ちょっと休憩におやつを食べました。

カフェでソフトクリーム。これでミニサイズ。十分すぎる大きさ。
青森県産の牛乳を使った美味しいソフトクリームでした。



イルカパフォーマンス(特等席)

パフォーマンスの2回目はスペシャルシートで見ました。

入口すぐにこんな案内が。3人で行ったので、一人頭の値段で考えたらお得だし、と購入することに。
売店で購入するとこんなシールをもらえて準備万端。
このスペシャルシート、何がスペシャルなのかというと・・・
ここで見られるんです!!!ステージの上!
憧れすぎませんか?ステージから見るパフォーマンス。(公式ホームページ
始まる10分前ぐらいに集合場所に行くと、バックヤード側からステージに入場。ワクワクが止まらない。
イルカがいる!と思ったら、バンドウイルカ!?1回目に見たときはカマイルカだったはず。
1回ごとにカマイルカとバンドウイルカが交代するみたい。カマイルカは控えのプールで遊んでいました。始まるまでスタッフさんと少し話す時間があり、いろいろ教えてもらえました。
さあ開幕!こちらから客席が見える優越感。
ジャンプでスタートです!
ステージ上のランディングは、こっちに向かってくる!
近い!近すぎる!
輪っか回し。
スピンジャンプ!
水しぶきが美しい。
目の前でやり取りがみられる贅沢。
途中参加型のコーナーも一人のスタッフさんとイルカがスペシャルシート専属になってくれて嬉し恥ずかし・・・。
優しい目をしてる。
ボールタッチ!
閉幕!お疲れさまでした!
3頭が活躍していたのですが、それぞれの名前も教えていただきました。こちらはリンゴちゃん。
ぴっぴとみかん。

終わった後にイルカと記念撮影ができるのです。すごすぎるぞ、スペシャルシート。この体験は大変貴重で大興奮な時間となりました。


グッズ

グッズは3つ買いました。

アクリルチャーム。6種類あったのですが、3種類に絞ってこの3つを購入。


まとめ

一言で言うと、とても好きな水族館でした。
男鹿水族館GAOもそうだったが、入館料が安すぎる。どちらも破格の1000円台前半。言わずもがな、クオリティーはお値段以上です。もっと高くて良いから長続きしてほしい。

ホタテの養殖展示のところで感じましたが、学びが豊富でした。ホタテが食卓に並ぶまで、どんな育ち方をしているのか、それを育ててくれる人の存在も実感できました。「きれいだな」「かわいいな」で終わらずに、自分の生活と生き物がどう繋がっているのか考えることができます。名産を通じてこういうことができるのは地方水族館ならではの強みだと思いました。
また行きたいな。

立派なホタテ展示を見た後のお昼ごはんは、水族館から車で少し移動して「ほたて市場」でホタテづくしの寿司とホタテステーキをいただきました。

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