私の甲状腺内視鏡手術物語 ⑧術前検査結果

この日は半休をもらって病院へ、午後から在宅勤務です。
病院から自宅までの距離は約3km、会社までの距離は6km、在宅勤務は病院へ通いやすいだけでなく、その分時間も短縮できるのでありがたい。

20年8月25日 術前検査結果の確認

今日は夫も一緒に話を聞きます。
10:30に病院で待ち合わせをしました。
30分ほど待って自分の番号がサイネージに表示され、入室。先生と夫が軽く挨拶をして検査結果を聞きます。
手術は問題なくできそうなので予定通り9/1入院が決定しました。

その一方で新たな課題が発覚。
なんとC型肝炎ウイルス抗体陽性と判定されたのです。
え?全く身に覚え無しです。

この時のC型肝炎に関する私の知識は以下です。

・いずれ肝硬変になり肝がんになる恐ろしい病気
・血液製剤とか輸血、注射器の使いまわしがメインの感染経路

このレベルの知識しかないくらい自分にとって関係ない病気でした。

先生と話しをしながらふと思いました。
そういえば、これまで感染症検査をしたことなかったのかな?もし過去に感染症検査をしていて陰性だったとしたら最近感染したことになるな…
そこで手元にある過去の検査結果の資料を確認しましたが、残念ながら感染症検査はやっておらず、いつ頃感染したのかは不明なままでした。


先生「うーん、母子感染とかもありますけど・・手術には問題ないですが、急いで検査はした方がいいですね」

急遽8月28日(金)に消化器外科の予約をとりました。
この時に私が思ったことです。

〈手術はできるのになぜ急ぎ検査が必要なのか?〉


〈他者を感染させてしまう可能性への恐怖と不安〉
・家族への感染 ・職場や友人への感染 させてしまうのではないかという恐怖がありました。職場に報告をしなければという気持ちと、差別など受けるかもしれないなという不安がありました。


〈肝臓がんで死ぬんだなという諦め〉
・自分は血液系の何かで死ぬとばかり思っていたけれども、まさかの伏兵登場
その後調べたところ、C型肝炎ウイルスのほとんどは薬で治ると分かり(※)、とりあえずなんとかなるか、と思いました。
C型肝炎サポートネットより

20年8月28日 消化器外科へ

診察と血液検査をしました。

先生「何て言われてますか?」
私「C型肝炎ウイルスの抗体があったので、現在も感染しているのか過去感染なのか詳細を調べると聞いています」
先生「はい、まあそういうことです。C型肝炎ウイルスの数値は1以上が陽性であなたは1.22でした。かなり数字が低いので、過去の感染か検査のエラーかのどちらかだと思います。万一現在も感染していたとしても薬で治るので大丈夫ですよ」
私「はい」
先生「検査結果は時間かかるんですよね、9/8・・だともう退院してます?」
私「はい、9/5か6には退院予定です」
先生「じゃあ手術の翌日で大変かも知れないけれど9/4にしましょう。そこで検査の結果をお伝えしますね」

で、終了。
全て事前に調べていた内容だったので特に動揺することなくあっさり終了です。その後採血をして帰宅しました。
次に病院に来るときは入院です。 いよいよだなぁと思いました。

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