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オーロラよりパンチラが見たい男が人生で初めてパンチラを見た衝撃

パンチラ。


これを目にしたい男はこの世に10割存在する。絶対領域よりも絶対的な、まさに聖域といっても過言ではない圧倒的かつ神秘的な現象。


この世全ての男から崇め奉られる人類史上最高に需要のある現象。


これを確認できた男は皆歓喜にむせび泣き、摩擦係数の限界を超えるほどに地面に頭をこすりつけ、その現象を発現させ女神へと至った女性に「あああああぁぁぁぁAAAA、A、Arigうgどぇうひhづうぇgづhyます!!!」と、感謝の念を抱くだろう。



童貞の男性100人に『オーロラとパンチラどちらが見たいですか?』というアンケートをとったら、僕はほぼ100%パンチラがみたいと言うのではないかと予想している。


だってそうだろう。



オーロラなど北極だか南極に行かないと見れないし、そこまで行くための旅費も馬鹿にならない。しかも男性は女性よりも感受性が低い。オーロラを見て確かに凄いと思うかもしれないが、どうせ一時間も見ていれば飽きてきてしまうのではないだろうか。



それに比べてパンチラはヤバい。



旅費など一切かからないし、パンチラを見ようと思って周囲を見ていたら、意外と隙のない女性が多かったから凹んで帰ってオナニーでもしようと思ったところで、なんだかんだ駅の階段とかで見えちゃってそれをオカズに帰ってオナニーをかますくらいには可能性がある。


しかも『パンツをはいた女性』というこの組み合わせは男性のリビドーをこの上なく刺激し続けるのだ。つまり何時間でも見ていられる。




どうだ。パンチラはオーロラに勝るのだ。



これほどの素晴らしい現象がすぐ身近に存在しているというのに、なぜわざわざオーロラなど見に行くのだろうか。時代はパンチラである。



というわけで前置きが長くなったが、僕が最初にパンチラを見ることができたのは大学一年生の時だ。前の記事でも書いたが、僕は中高一貫の男子校出身であり女性との関りはほぼなかった。



小学校の時にジャングルジムで遊んでたら、下から登るときにうっかり上にいた女子のスカートの中に頭から突っ込むという偉業を成し遂げたことはあるが、しかし流石に記憶が風化しすぎてもうそれをしたという事実しか覚えていないのでノーカンとする。


具体的な時期は忘れてしまったが、結構な大人数での飲み会だった。新宿の歌舞伎町で人数は男子20人、女子15人ほど。



中々に荒れた飲み会であった。

一次会で男女共にお酒を滝の如き勢いで飲み続け、特に女子の方はゲームなどで負けたら自分から進んで飲みにいっていたヤリマン連中だった為、出来上がるのは早かった。


そうして男女共に潰れる人も何人か出現する中で一次会は無事終わりを告げた。


まあここまではいい、ここまではいいのだ。別に大した事件も起きていなかった。ちょっとチャラめの飲み会といったところだ。問題はそこからである。


二次会に向かう最中のことである。飲みすぎて気力の尽きた弱者たちを一次会で切り離し、いざ二次会に行こうとしていると、女子陣の方に潰れすぎて動けないから二次会に連れて行かざるを得ない人が現れた。



ぶっちゃけ男子陣は相当にめんどくさかった。しかしそこら辺に放っておく訳にもいかない。泣く泣く仕方なく連れていく事になったのだが、その女子はもはや自力では動けない屍のような状況である。


屍は屍らしく自宅で寝て欲しいという思いを飲み込み、男子何人かでその女子を持ち上げて二次会の会場たるカラオケ館に移動し始めた。



僕も持ち上げる側の一人となり、その女子の足を持つことになった。


今から思えば一人がおんぶでもすればいいだけだと思ったが、その時は3,4人で運んでいた。事件はそこで起こった。


複数人で運んでいるとはいえ、一人分の重量は中々に重いものがある。しばらく歩いた所で降ろすために途中で休憩することになったのだが、二度目に持ち上げる時、とうとう僕は見てしまった。






夜闇に輝く純白のパンティを。


みてしまった。






夜闇に輝く純白のパンティを見た。

純白のパンティが夜闇に輝いていた。

輝くパンティが純白に夜闇だった。


…………………………パパパパppっパあああpppっパあああんんんんんんんんんんんんんんんんんttttttああああああ!!!!!!!






………………………………………………。



その時の僕の感情を表すことは難しい。


いや、もはや感情と呼べるものではないのかもしれない。その時の僕の頭は衝撃で目の前のパンティと同じくらい真っ白に染まっていたし、何ならその女子の純白さはパンティだけでなくスカートにまで及んでいた。


純白のパンティに純白のスカート。


この古き良きにして最新のファッションにも勝る組み合わせは、僕の果てしない煩悩を大いに揺さぶることとなる。



その女子自身の心も体も純白などでは決してないことは百も承知であったが、それでもその股間から僕は目を離すことが出来なかった。



まるでMMORPGのタンク役が敵の注目を集めるためのヘイトスキルを食らったかの如くそこにしか目がいかない。もちろん僕が食らったのはヘイトなどではなくパンチラの魅力であったが、要するにそれほどの衝撃ということだ。



何せパンティだ。見るだろう、普通。


え、皆見ないの?嘘でしょ?見るよ。見なくちゃ。見るべき。全く、冗談はやめて欲しい。



僕は見ていた。一緒に持ち上げている人たちが何事か話していた気がするが、そんなことは僕には関係なかった。



とにかくパンティ。パンティの視覚的保存である。目の前の光景を目に焼き付けることだけを目的にその瞬間を全力で生きていたのだ。



パンティのための人生、そう呼んでも差し支えは微塵もないだろう。



この時の僕は確実に超能力を発現していた。超能力ではなくても人間の限界は余裕で超えていただろう。


純白が視界に入った瞬間、『ゴワッッッッッッッ!!!!!!!』とまるで長い距離を一瞬で通過したかのような感覚がして、気づいたら僕は入っていた。



音速の世界に。



自分だけが世界から切り離された感覚。周囲はモノクロに染まり全てが白黒の中、目の前の白いパンティだけがなぜかやけに輝いていた。


そう、僕は発動していた。とうとう、



一秒を十秒に変える力を発動していた。


一秒を。

十秒に。




素晴らしい。なんて力を手に入れてしまったのだ。
一秒を十秒に変える力。
危険ではあるが、その反面とてもすごい力だ。



人の十倍の速度で世界を生きれる。
人の十倍の速さで走れる。十倍の勉強ができる。十倍の運動ができる。十倍遊べる。そして、十倍見つめることができる。



現実にパンチラにかけた時間を一秒とすると、なんと僕はパンティを体感で十秒間見つめることに成功したのだ。


これはもうパンモロといってしまってもいいのではないだろうか。


まさしく世界がゆっくりになったかのような、そんな超感覚。己の欲望のためにそのような進化を辿ることができる、人類の可能性に感謝しながら僕はひたすらに目を血走らせていた。



しかしそのような夢の時間も一瞬で終わる。


そう。スキルの発現に成功したとはいえ、やっぱり僕が見ているのはパンチラなのだ。決してパンモロではない。



状況も状況だったし、流石に潰れてる人のパンティをいつまでも眺めているわけにはいかなかった。


冴えない童貞がこそこそと意識のない女性のパンティをのぞき見している。端から見たらそれだけの事実でしかなく、周囲の人にそれが知られた時点で僕は二次会でアルコール中毒で死亡し、死の世界で六道を巡り輪廻転生を繰り返すこと間違いなしである。


そのような考えが出てきた時、僕は急激に正気に戻った。ハッとなった。

理性が完全に復活してしまったのだ。いくら目を凝らしてももうスキルが使えない。


いやそもそも本当にスキルだったのかも怪しかった。というか絶対違う。頭大丈夫か。ただの妄想だった。なんということだ。僕は完全に萎えてしまった。



スキルとか、一秒を十秒にとか、何を意味不明な事を言っているのかという話である。もう一度言うが僕の頭は果たして大丈夫なのだろうか。


こんな気持ちの悪い記事など書いてる時点で自分でも相当に末期だと思ったが、わずかばかりの希望と理性にかけて、少し急だが今回はここまでにしようと思う。




それでは。


追記:パンティって書きすぎて予測変換で『ぱ』って打ったらすぐパンティが出るようになったよ。

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