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『バニーガーデン』推しの為に金を稼げ!人生賭けて貢ぎまくれ!ぱんつを覗け!任天堂公認ドスケベギャルゲー【ゲームレビュー】


◆バニーガーデン

バニーガーデン』が本日4月18日よりNintendo Switch DL専用ソフトとして配信開始されたので早速購入してプレイした。価格は2,980円(税込)だが、2024年5月9日まで2,682円(10%OFF)となっている。

<ゲーム概要>
本作は、お紳士の憩いの場「バニーガーデン」に通い、お店で働くキャストと恋愛を育む恋愛アドベンチャーゲームです。
「バニーガーデン」では、可愛いキャストたちと楽しくお酒を飲むことができます。
日々のストレスを忘れて思う存分楽しんでください。
どんな結末になるかはお客様次第です。

任天堂のガバガバ規制を良いことにぱんつが見える紳士向けゲームだとか前評判を受けていた本作。
なんといってもPTA(パンツ・たくさん・ありがとう)システムなんてのを採用している。端から色んな方面に喧嘩を売ってくるストロングスタイルである。まあPTAのおばさまたちも普段から田舎少年みたいにスケベなことしか考えてないからお互い様だな。

任天堂は『閃乱カグラ』(2011年)の頃から何故かぱんつには緩い。『オメガラビリンス』なんてプレステ版よりもこっちのほうがド級のドスケベになっているレベルだ。自社発売(モノリスソフト開発だが)の『ゼノブレイド2』もドスケベなゲームなので任天堂は寛容的なんだろう。

本作のメーカー・qureate(キュリエイト)は分かりやすいドスケベゲームばかりリリースしている。DL専用ソフトを中心とした、まだ比較的若いゲーム会社なのであまり聞き慣れないかもしれない。
廃深』というえっちな要素を絡んだホラーゲームや、デュエルプリンセス』という任天堂ドスケベアラーム発動して配信中止になったゲームを輩出したところと言えば「あっこれかぁ!」とピンとくるだろうか。

このキービジュからもうえろい

本作はお紳士の憩いの場「バニーガーデン」という、まあ噛み砕いて言えばどう見てもキャバクラな店で女の子と仲良くなっていき、最終目的としてヒロインと付き合うギャルゲーだ。

2009年に発売された『ドリームクラブ』のフォロワーと言えるかもしれない。ゲームコンセプト、システム、ミニゲームは明らかドリクラを意識しているな、と強く感じられた。
ドリクラはグラフィックはすごく良いしドスケベ要素に期待して発売日に初代(XBOX360版)を購入したのだが、ゲーム性はイマイチハマれず数日でやめてしまった。最初バッドエンドを迎えてしまいやる気がなくなってしまったのもある。

本作もそうなりそうかもなあ…と最初はそんなに購入意欲はなかったのだが、まあ絵は結構えっちで好みだし(露出度は高いがギリ下品ではない可愛い寄り)、ASMR機能がついているから異常ASMR愛者のぼくは見逃せられなかったし、3,000円未満で買えるなら話のネタになりそうだからいいかな、ってことで結局のところ購入した。
つーかどのみちこういうエロゲ紛いのエロゲは好きなんだろ?と言われると、ハイ!好きですよ!

◆人生逆転ゲーム

主人公が仕事をクビになってしまい絶望しかけている、よくある導入からスタート。なお主人公の名前は残念ながら既に決まっていて変更不可。ヴォイスもこの名前で呼ばれている。まあこのゲーム、主人公に感情移入できるかと言われるとコメントにすごく困るのだが。

所持金15kなんだからトップバリュの缶ビールで済ませるべきな気がするが…まあストレス発散の為に飲むのは悪くない判断だ。

すげえグレーだな。とはいえキャッチになるか否かの判断はちょっとばかり興味深かった。お客さんが必然的に立ち入るから、ドアを開けば軽く見せられるも同然だからな。

そんなキャバクラとの出会いは絶望しかけた人生をねじ曲げ、すぐに再就職するに至るほどだった。この主人公ダメだと自虐的になっていたけど、有能なのかわからんちん。

◆ゲームの流れ

早速ゲームスタート。
自由時間は土日のみである。平日5日は普通に働いて週一給料払い。平日のお仕事は自動進行になるので、特に変な選択肢や無駄な作業は課せられないので安心してほしい。どのみちお金はキャバクラに貢ぎ散財する為だけのものなので、給料はボーナス的なものである。

初入店。バニーガーデンは土日のみ営業。なおキャストが不在の日もある。それはいいとしてなんかもう視界が早速ドスケベすぎてこのゲームも突然配信停止になったらどうしようと今から不安になっている。
おっぱいのやわらかさそうな質感がすごく良い。もちろん揺れる。

お酒は800円のものも選ぶことができれば、

こんなの仕入れるカネあんのかよ!?とツッコみたくなるような高級シャンパンまである。ちゃんと儲かっているのかなここ…今回のプレイでは注文しなかったから分からないが、希少価値が高いなら一日一本限りのものかもしれない。

とりあえず初回はこれにしてみるか。

おねだりかわいい

うわあ!これが貢ぐ瞬間…!もちろん貢げば好感度が上がる。とんでもねえことに金使ってる背徳感やべえ。

会話中、好感度アップの選択肢が出てくる。ぶっちゃけどれが当たりなのか分からないので、初回プレイ時は酒に酔った気分で直感で選べばいいだろう。あとせがれいじり』みたいに指定されたワードを組み合わせる選択肢もある。

延長料金あんのかよ!!
というか、そもそも席料として3,000円を取られるらしい。お酒とは別としてだ。なんで??この手のお店には一度も行ったことないんだけど、大抵そうなの?つーか大体どのくらいの時間いられるの??

あっこれかぁ!PTAシステム!
このぱんつが見える瞬間は6,7秒くらいなので、必死こいてズームアウトしてスクショを撮ることに専念させられる。任天堂はよくこんなゲームを配信許可したな…絶対ランキング上位にくるぞ。

ニンスイ本体が買えるコスト

2回延長したので実質3ターン分。そして主人公とヒロインの酒も各3杯ずつ計6杯。総額39,000円は翌朝賢者タイム必須じゃなかろうか。

「お前カモにされてんじゃねえか?」「風俗みたいな沼じみてんじゃねえか?」と言われても仕方がないとはいえ、実際会話は楽しかったし、ぱんつは見られたし、なにより花奈ちゃんはかわいかったし、リピートしたいと思わせる力はあった。
リアルだとまずやる覚悟が持てない疑似キャバクラ体験を味わえる。

◆賭博回帰録カイジ

エスポワール行き不可避

先程までがチュートリアルで、ここから一気に自由度が上がる。まず金を稼ぐ方法は給料だけでなくギャンブルも実装されている。任意で手に付けられるとはいえ、選択肢のひとつになっている時点でこいつの人生ぶっ壊れてんだろ。

勝率は極めて高いわけではない、というか負ける確率のほうが高い。ぶっちゃけ運任せのガチャである。ドクロの目の発光、白や赤に暗転するパターン演出が数々用意されているが、勝ち確演出はどうやらないみたいだ。

真面目にギャンブルの有効活用について説明すると、ギャンブルに負けたらロードし、勝って大金ゲッツしたらセーブするといい。いやそれは当たり前のことなのだが、毎回ランダムなので結果が定まっているわけではない。そしてこのゲームはオートセーブは未実装なので安心してほしい。ノーペナルティで何度でもロードを利用してギャンブルをやり直し。自分の思い通りに金を稼げる。
ちびまる子ちゃんがクッソ羨む姿が想像できるタイムリープ仕様である。

ただギャンブルは正直あまりオススメできない。
ギャンブルによる所持金増加はゲーム進行を有利に進められるから寧ろあっていい要素だ。…貴方の時間と精神的余裕が許す限りは、だが。
では何故オススメできないのかというと、ギャンブルの演出が無駄にチンタラしてて1プレイ10秒くらいかかる。負けてからロードするまでの時間を含めるとなかなかゲームが進まない。正直これはイライラさせられてしまった。キャバクラ貢ぎゲーなのになんでカイジみたいに沼ってんだろって虚無感に浸れる。そこは開発側は狙っているのかどうかは分からない。
あとギャンブルは無限できるわけではなく、数回プレイしたら自動的に翌日進行するので注意だ。

所持金がマイナスになっても即座にゲームオーバーにはならないようだ。それでもある程度まで借金を積み重ねたらどうなるのか気になって仕方がない。借金地獄ENDを見てみたい怖いもの見たさがある。

ギャンブルに手を付けたくないなら派遣を利用する手もある。
但し2日働くから平日5日の本職と比べると給料は少ない。2日なので土曜開始、日曜からは不可。また、疲労の概念があるので働きすぎると良からぬ事態に陥りそうだ。あまり効率が良いとは言い難いので数回しか利用しなかった。

◆ひたすら推しに貢げ!

ゲームの攻略期間は5月から9月までの5ヶ月間。
この間にヒロインと交流を重ね、酒も親密度も増していき、最終的に結ばれることになる。ところでこのカレンダーは2023年のものだな。本作の初報は今年3月22日だが、流石に今年に入ってからの製作はきびしいから昨年から製作されていた名残だと考えられる。

プレゼントも購入可能。これは喜んでくれるはずだ。推しの為に働いてプレゼントも自前で用意する人生。沼ってんなこいつ。

くらえ!

もちろん好感度アップに繋がる。任意で渡せるとはいえ、真剣にお付き合いしたいのなら積極的に渡しておこう。なお一日に1つしか渡せない。そりゃ荷物になるしな。

…ぱんつの種類本当に多いなこのゲーム。

何買ってんだこいつ!?

喜ぶのかよ!!
ある程度好感度上がっているだろうから素直に喜んだのだろうけど、下手したらセクハラ扱いされるぞ!好きでもない奴から下着をもらうのはぼくだってヤだよ!

履くのかよ!!
でもこれは嬉しい配慮だな。作中で話題にはならなかったが、ちゃんとプレゼントを使ってくれているんだなと嬉しくなれる。よりにもよって装備確認に気づくのはぱんつが見えてる時だが。(普段は足元がテーブルで隠れて見えない)

◆ドスケベミニゲーム

本作はドリクラフォロワーなゲームと上述した通り、キャストと親密になっていくと3種のミニゲームに挑むことができる。但し有料。ミニゲームとはいうが、下心と財布事情が試されるドスケベゲーム以外の何者でもない。

たとえばチェキなら好きなポーズを撮ることができるし、サインもしてくれる。これはまだKENZEN。でもうっかり写真失敗して再撮影する場合は追加課金はちょっと闇を感じなくもない。

言い忘れていたが、酒を飲ませまくると酔わせることができる。ここもドリクラ要素だな。

なので酔い状態だと淫らなポーズが追加で可能。さらには後ろを振り向かせてそのポーズでぱんつを撮ることもできるし、そのチェキにもサインをしてもらえる。無知エロ漫画みたいなシチュを体験している罪悪感があった。

どう見てもツイスター。もうこのゲームの方向性が定まっている。

「パンツヤッホー!!」とはしゃぎたいのに、「任天堂ほんとうにいいのかなあ…」と真剣に頭を抱えている。

TDNおっさんじゃねーか!!!!

手押し相撲はタイミングゲー。正直一番地味かもしれない。

GOODってなんだよ(哲学)

◆ASMRシーン

VIPルームに案内されるほど親密な関係になってくると、もう明らか期待を膨らませるムードになってきた。これCERO:Dなんだよね?Zじゃないよね?

というわけでここからねんがんのASMRシーンが開始だ。
唐突に始まるのではなく、イヤホンの準備をしてからAボタンを押せば始まる。ちなみにクリアー後はシーン回想モード(ますますエロゲじゃねーか)で再生できるので、わざわざこのシーンが始まる前のセーブデータを作る必要はない。なんて丁寧な配慮なんだ。

うわあもうえっち!!すげええっちなんですけど!!

ひゃあ!耳ひゃあ!!思った以上にASMRだこれ!!!!

特に深い意味はありません

ないよ(笑)

だから深い意味はねえっつってんだろ!!!!

ASMRシーンはぼくのガバガバ体感時間で恐縮だが3分くらい。
ちょっとしたおまけ要素なものだし、DLsiteの本格的なやつと比較すると物足りなさはある。だが満足だ。ちょっとえっちなCGと併せてめっちゃどきどきさせられただけでも大正義である。

もっと言うなら、音作りは思った以上にちゃんと出来ているので長時間の音声作品を真面目に商品展開してほしいレベル。ほんと、もっとウリとして推してほしいくらいですよ。実験的要素としては全然アリなんだけどさ。

◆結末(※ネタバレなし)

アフターのお誘いももらったし、VIPルームに案内できたし(もちろんぱんつが更によく見える)、誕生日イベントは15万のドレスをプレゼントをしてやった。如何にもなCGも何枚か回収できたし、これはもう付き合ってもいいんじゃないか?

季節は廻り10月へ突入。そろそろ告白イベントが起こりそうな雰囲気になってきた!

………ん?

誰に癒してもらおうかな」って、いやいやそれは花奈ちゃんのことだろ。何すっとぼけてんだこいつは。まあいいいつも通りバニーガーデン

は?
テナント募集中は??

は?????
ゲームオーバー?????は?????????????????????????????

まあ夢なんだけど。ロードしてやり直したんだけど。

花奈√のプレイ時間は2時間半くらい。
行動によって結構テキストが多く用意されているし、攻略ヒロインは全3人なので、トータルでプレイするなら15時間くらいかもしれない。

◆総括

すげえドスケベだし面白かったが、単調化は否めない一作。

グラフィックのクオリティはすごく良い。
おっぱいはやわらかさそうだし、揺れるし、パンツも作り込まれている。種類も豊富だ。でもぱんつは見飽きてしまった。一回見たらもう十分かな程度。ミニゲームでパンチラの構図を拡張できるが、もっと色んなポーズが欲しかった。あと衣装ももっと種類が欲しかった。花奈ちゃんの場合、デフォバニー、私服、制服、水着くらいだからなあ。
追加DLCを実装してほしいくらい贅沢を望みたくなるのは良いことなのだと主張したい。

会話はキャバクラの雰囲気が出ているが、そこまで内容は面白いものではない(ボイスを一字一句聴き漏らしたくないほどではない)し、プレイに慣れていくとすぐにルーティーン化してしまう。どのみち金を稼ぐ推しに貢ぐ→やる気出して金給料アップ&金を稼ぐの永久機関である。
毎週数万稼いで、週1,2でバニーガーデンに通い数万散財するという、一見どうかしまくっている推し活なのだが、だがそこで話を完結させるのは勿体ない。

というか、ここからぼくの持論を語らせてほしい。配信からまだ一日も経っていない(というか配信開始3時間半経過の平日深夜にこんなの書いている時点でアレなんだけど)のにドヤ顔で書くことではないのだが、

このゲームは人生のWin-Winの関係を教えてくれる。
ぼくは基本的にWin-Winの関係が理想郷なのだと日々考えている。本作のように荒い金の使い方ができないのは勿論理解できている。でもこの主人公はギャンブルに手を付ける以外は少し羨めてしまった。推しのために頑張って金を稼ぎ、プレゼントも購入し、推しに喜んでもらえれば「もっと喜ばせるぞ!」と仕事にやる気が出て給料アップ。なんて素敵なWin-Winの関係にして永久機関なんだ。すごく良い人生を送っている。

理想的な女の子が登場するのだから当たり前を超えた当たり前なのだが、花奈ちゃんはとても良い子だ。プレゼントをもらえたら感謝してくれるし、サービス精神が強い。お客さんを喜ばせようというノリの良さに強く好感を持てた。
この子は土日しか働けないし、安定した職業とはまず言い難いだろう。会話から花奈ちゃんについて掘り下げられると複雑な家庭事情やバックボーンから「この子も大変なんだなあ…」とわからせてくれる。この子のことが分かってくるたびにどんどん好きになっていく。今後もお店で働くのを頑張ってほしくなれる。
そうして最終的には自分だけでなくこの子の人生すらも変えてまで付き合いたくなる。『バニーガーデン』とはそんな魔力を秘めたゲームだ。

3,000円弱だし、DL専用ソフトなので人の目を気にせずにいつでも買えるし、えっちなものが大好きなら良いゲームだと思いますよ。オススメ。

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