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【チェンソーマン】ポチタってマジモンの悪魔なの?良い悪魔なんだと信じ続けるべきなの??


◆ちょうめちゃくちゃ

『チェンソーマン』第二部は最近怒涛の展開に突入している。もちろん明日(1月24日)の最新第153話もちょうめちゃくちゃで楽しみで仕方がない。
アサちゃんが吉田ヒロフミ先輩に殺されそうになったり(戦争の悪魔もといヨルさんの存在に気づかれた)、デンジくんの家とニャーコたちがウェポンズのひとり・バルエムによって燃やされたり、死の悪魔が存在示唆されたり、火の悪魔との契約によりすごい数のチェンソーマンもどきが集まってきている有様になったり、過去最高に情緒をぐちゃぐちゃにされている。
なにより一番めちゃくちゃなのはデンジくんだな。最新第152話はほんとこれからどうなっちゃうんですか…?ナユタちゃんとずっと一緒にいるんですよね…?ね?

一部終盤ももう二度とあの頃には後戻りできない展開が大変読んでて辛かっただけに少年漫画らしい逆転劇を魅せてくれてカタルシスがあった。しかし現在の二部の展開はバッドエンド確定な詰みの覚悟もせざるを得ない絶望展開に差し掛かっている。いやバッドエンドはマジ勘弁ですけど。ぼくはデンジくんが幸せになってほしいだけに読み続けているからな。あと134人彼女作ってほしい。あの世で幸せになりました的な、『ファイアパンチ』みたいなビターエンドは…うーん。

本編がちょうめちゃくちゃなことも相まって作画が荒れてきたり、「今あいつ何やってんの?」と全体を把握しづらい群像劇になってきたり(これはぼく好みの混沌であるが)、隔週の悪魔が仕事しすぎな上に話の進行が遅かったり、もう学園編じゃないじゃんとツッコみたくあるし、不満はなくはない。
それでも水曜(火曜深夜)は毎週タブレットに張り付くように楽しみにしているし、早く続きが読みたい衝動に駆られている。二部は一部と比べると色々落ちちゃっているのは認めざるを得ないけど、それでも過程や結末、デンジくんのこれからが知りたい魅力は健在だ。

◆不穏なポチタ

そんなおつらい最近の展開で久々にポチタの登場。かわい~飼いて~な。ポチタまじ癒し。救い。

が、デンジくんに「次に見る夢は?」と意味深発言、そして不穏さを煽らせている演出からか、各所にて「やっぱりポチタは悪魔なんだよなあ」的なコメントが多く見られた。

………えっ!?そうなの!?!?!?!?!?!?!?!?!?
とクッソ不安になっていた。いやまあ意味深なのは確かに気になったけどさあ!ポチタかわい~となってたぼくはなんなの!?今こそ「フツーに読んでくれ」と言うべきタイミングなの!?

えー、というわけで今回は「ポチタは黒幕的存在なの?」と確かみてみるための個人的整理まとめです。ほんとは年末年始にアップする予定だったけど大分遅れました。まあ今になってアップしてもマイペンライ!

◆これまでの描写から察せられる根拠

ポチタ自体の本編での出番はそこまで多くはない。
が、今のところポチタの不可解な要素としてはファミリーバーガーでの殺人ムーヴである。

このときは真チェンソーマン状態のポチタで、あのゆるかわなデザインと同存在なのかは疑わしいのだが(心臓のデザインはポチタだが)、幼少期のデンジくんがハンバーガーを食べてみたいという記憶を思い出したり、自身が強すぎる故に今まで誰にも抱きしめられなかったことから、ポチタ=真チェンソーマンなのはもう確実だろう。

このファミリーバーガーでの惨劇。
コベニちゃんがファミリーの平手打ち等酷い仕打ちをされてしまい、助けを求めた故にチェンソーマンが入店。店長や店員、DQN客が無惨にも殺されてしまった。

店長はクソ野郎なので擁護できないとして、店員やDQN客に関しては今読み返しても「殺すまでもないだろ…」とツッコみたくある。いずれにせよコベニちゃんを助けてあげたのは紛れもない事実だが。(強制的にチェンソーデートされてこの子の人生もめちゃくちゃになったが/元よりちょうめちゃくちゃだな)

もう既に終わったことだしあまり気にするのも時間の問題なのだが、個人的にはまだモヤモヤが滞留しているポチタの悪魔らしい危険因子である。今になって考えると、真チェンソーマンが大暴れしていたときもデンジくんはそのときの記憶が残っていた(ポチタの心臓の使い方を知った)わけで、このファミリーバーガー事件についてはどう思っていたのだろうか?
とはいえ、デンジくんにとってはポチタは初めての友達にして相棒だし、ま!シリアスな事ぁ考えなくていっか!

…いいのかな。

◆夢に執着するポチタの思惑

「私達の見ていた夢は叶ったね」
「じゃあデンジ…次に見る夢は?」

意味深なポチタの発言。敢えて深読みしてみると、夢を叶えることにゴールがないとも考えられる。つまるところ、ずっと夢を見せて叶えてくれということだ。

確かにポチタとの契約は「デンジの夢を私に見せてくれ」というものだった。だがそれは永続的になのだろうか?ドデカイものを叶えたらそれでOKというわけではないのか?まあOKなら契約満了、ポチタの心臓はずっとデンジくんのものになってそれはそれで良いけど、ポチタとしてはいいのか…?と気になるが。

ここでルールを復習しておこう。
悪魔との契約は両者とも守らなければならない。破った側は死亡。まさかこれ、叶える夢がなくなったらデンジくん死亡とかそういうブラックなオチじゃないよね??うーん、契約の具体性が意外にもまだよくわかっていないんだよなあ。

永続的に夢を見せることに執着しているのは悪魔らしいのだが、ポチタはそんなキャラなんだろうか?「デンジぃ~私に夢もっと見せてくれぇェ~」とヤクみたいに夢中毒になってるポチタとかそういうの極めてアレなんだけど。ヤンデレみたいで怖いんだけど。そしてマキマさんなら確実にブチギレだろう。
まだそうだと決めつけ難いが、何故夢を叶い続けるのかスタンスがよく分からないし。…分からないこそ、本来恐れられる存在である悪魔らしいとも言えるが。ただポチタはデンジくんの長年の友達なだけに、ハッキリさせておきたいんだよなあ。

◆正直な本音

もうね、解釈の押し付けとか言われても全然構わないんですけど、やっぱりポチタはデンジくんの唯一の友達として信じたいんですよ。マキマさんを恩人として信じていたらすべては掌の上で踊らされていたからこそ、その二の舞をデンジくんに踏まえさせたくない。
あとポチタはデンジくんの秘密(親父殺し)を死守してくれたのだから(マキマさんに扉を開かれたけど)、友情ごっこな黒幕オチは反転アンチ化してしまいそう。…まあそんな悪い夢が正夢にならないと思います。つーかやらないと思います。そんな期待ぶち壊しオチ。マキマさんは序盤からキナ臭さがあったからいいんだ。

もしかするとデンジくんはチェンソーマンをやめて普通の人間に戻れるかもしれない。武器人間の特性が不死身ないし不老なので、何度も殺されても血を飲んでスターターグリップを引くたびに復活できていた。普通の死に方が出来ない。

第1話でデンジくんはポチタに万一自分が死んだときは悪魔の魔人化システムを応用して「普通の暮らしをして、普通の死に方をしてほしい」と夢を託していた。
まあデンジくんは死にたいとか言うような子には見えないのだが(1部終盤のパワーちゃんとの会話では普通の暮らしに満足し切って最期を迎える様子だったが)、普通の死に方が満たされる日がそう遠くはないのかもしれない。

ただぼくはもちろんそんなバッドエンドが見たいわけじゃない。
デンジくんが幸せになってほしいからこそ、第1話から5年間ずっと愛読していただけに、あまりネガティブな結末を迎えるのは正直納得しがたい。デンジくんが納得できるスッキリした最期ならまだ印象は変わるかもしれないが…
とりあえずデンジくんは幸せになって!!!!!!


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