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リサイクルインクを上手に使う方法

*この記事は2部構成です。1部は無料でみれます。
1部:リサイクルインクとは
2部:リサイクルインクのデメリットを回避しつつ効果的に使う方法

リサイクルインクとは

みなさんはリサイクルインクをご存知でしょうか?
1度空になったインクカートリッジにインクを再充填して販売されているものがこれに該当します。個人的には薬局の経費を削減していくには便利なアイテムだと思っています。

その理由は価格です。
販売価格は純正品のおよそ6割〜半額で購入できます。

薬局経営のコスト改善において、インク代の適正化は簡単かつ効果が大きいと思います。
周知の通り、薬局運営においては患者さんに帳票を渡すのは不可欠なのでインク代は薬局の経費カテゴライズとしては固定費となっています。事業経営/一般家庭ともに、固定費と変動費のうち固定費から改善していくのは鉄則です。

皆さまがいま使っているのは普通の純正インクでしょうか?
通常、インクを購入する場合は出来る限り安い販売店から購入をすると思います。しかし純正インクは安く仕入れるにも限界がありそれなりの価格がします。

そこでリサイクルインクを検討された方もいらっしゃると思います。初めに伝えておくとリサイクルインクはメリットの他にリスクもあります。
しかし、発生するリスクに対応できる準備を整えておくことで、リサイクルインクの使用は薬局を運営するにおいて検討価値は十分ありだと個人的には考えています。

繰り返しになりますが、リサイクルインクは純正インクのおよそ6割〜半額で購入できてしまうのですから。


販売しているインクの種類のおさらい


市場で販売されているインクは大きく次の3つに分類できます。
・純正品
・互換性インク
・リサイクル品


純正品はプリンターメーカーが製造しているインクです。メーカーによって直販または代理店販売を行なっておりますが基本的には3つの分類の中で最も高いです。

互換性インクはいわゆるサードパーティー製で、メーカーと同等品の製作をして販売しているものです。メーカー純正品よりも安価に使用できるのが特徴です。

リサイクルインクは1度使い切ったインクカートリッジをインクメーカーが回収してインクの充填を行い再出荷しているものです。インクメーカーにしてみればカートリッジ代がかからないのでその分安く販売できます。充填したインクが純正のインクと色彩が微妙に違う場合は色が正確に再現できなかったり、使用済みのカートリッジが破損している状態で出荷されている場合があります。

リサイクルインクのリスクは不具合の発生率

安いのは嬉しいけど業務に支障が出るのは困る!!
リサイクルインクは純正品と比較すると使い回しされているため、不具合が発生する可能性が相対的に高くなります。

もしリサイクルインクを使用した結果プリンターに不具合が発生したら
あなたはきっと「あー、やっぱり純正にしておけば良かった」と後悔することでしょう。トラブルが続発してしまったら患者さまも待たせることになりますからね。これは絶対に避けたいところです。

しかし店舗の経営のためにはコストにもシビアにいきかつ業務に支障が起こらないように最大限のリスクマネジメントをしてリサイクルインクを使用することも必要だと思います。そのくらい経営って難しいんだなーって思います。(まだ従業員としてのマインドでしたやってないくせに、偉そうなこと言って本当すみません。)

経営のために、業務に支障がないけれどもインク代を最大限下げる方法を考える

すみません、ここからが具体的な対応策としての第2部となります。
上記の情報で、発生しうるリスクや運用方法についてのある程度の検討ができると思います。

僭越ながらもしご興味がありましたら私が実際に行っている方法をこれより後の文章でご案内しておりますので確認いただければと思います。参考として1店舗あたり年間約25万円の改善がみられました。

どうぞ宜しくお願いいたします。


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