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『奈緒子』を観て。

春馬くんにすっかり魅せられてしまった私は映画鑑賞が元々好きだったこともあり、映画の公開情報にアンテナを張り見落とさないようにしていた。その頃はSNS等も見る機会もなく。映画とテレビでの情報がほぼ唯一の手段だった。
コミックも見ないので『奈緒子』という本も見たことがなかった。ただ家族と全く同じ名前の映画だったから、少し驚いた。どんなストーリーかもわからずに映画館へ。陸上部の雄介ということで日に焼けて(撮影中走り込んでいたからほんとに日に焼けていたと思う)黒く細いけどたくましくなっていた春馬くん。その頃同じ事務所の奈緒子役の上野樹里ちゃんは朝ドラに出ていたり。吹奏楽部員の役柄をしていたかな?とても好感のもてる女優さんとの共演は嬉しかった。『恋空』で全国区になっていた春馬くんもどんどん皆にみとめられてきたんだ!とワクワクした。ストーリーはその昔、奈緒子を助けるにあたって雄介の父親が亡くなったこともあり、二人の間には、どうしようもない居心地の悪さがずっとある。走るという共通の目的により少しずつ心の中のトゲというか、わだかまりが取れていく様子を走るシーンと同時に見せてくれた。その頃はまだあまり有名ではなかった綾野剛くんと走りを競うシーンは見応えがあった。剛くんは高校で陸上選手だったからか走る姿勢は本物の気がした。負けず嫌いの春馬くんは多分あのシーンもよく頑張っていたと想う。失敗した友達(確か柄本時生くん)がいじける中、ぺタッと近くに座りあの三日月目の笑顔でぺットボトルを渡そうとする姿。あれは春馬くんの素では?と思ったりした。春馬くんは無口な雄介という役柄だったけれど。走るというシーンだけでもいろいろな表情で感情を表してくれた。
2022年に割と近くのミニシアターで久しぶりに映画館でこの作品をみる機会があった。しかもその時は『奈緒子』の映画監督のトークショーにも行くことができた。当時長崎のお天気の関係もあり走る撮影がどうしても続いてしまうことがあったとか。春馬くんを始めとても頑張ったらしい。
どこかで見たけど。春馬くんを見たときに監督は雄介がいた!と思ったとか。
暑くて辛い撮影でもあったかもしれないけど。なかなか高校に行ったり部活なんてできなかったであろう春馬くんにとってこの撮影は部活の合宿のようで楽しかったこともあったのでは?と想う。

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