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千の風になって

最近よく聴くラジオで「千の風になって」がかかりました。
洋楽やポップスを中心にかける番組なのでまさかの選曲に驚いたのですが、それよりもこの曲を一緒に演奏した高校時代の恩師のことを思い出してしまいました。
部活動(合唱部でした)の顧問で、現役時代はうまが合わなくて怒られたこともあったけど、卒業してからはたびたび接点があり、可愛がってもらっていました。
ある時先生から連絡がありました「同級生の集まりで歌うことになったんだけど、伴奏弾いてくれないか?」その時に演奏した曲のうちの1つがこの曲だったのでした。
先生の声はテノールなのに張り上げる感じではなく、優しい歌声でした。人生で初めて間近で聞いた声楽の歌声が先生の声だったので、今でも一番好きな歌声だと思っているし、多分変わらないんだろうなぁ。澄んでいて真っ直ぐな歌声が好きなのは間違いなく先生の影響だと思っています。
そんな先生は、2年ほど前にお亡くなりになり、もう2度と歌を聴けなくなりました。歳をとって歌えなくなる前にシューベルトの「美しき水車小屋の娘」を全曲通しでやりたいから、その時は伴奏頼むなって言われていたけど、それも叶わず。先生も千の風になって、大きな空を吹き渡っているのかな。最後お会いしたかったな。僕はそれなりに頑張って生きてます笑

では、また明日!

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