永い道。

歳をとったらさ
じいさんや…  ばあさんや…  とか言うて 
しわくちゃの顔で笑ってさ 

ふたりでお茶さえ飲めたら
それだけで幸せかよね。

叶わんかった。

あやつは雲の上で「かくれんぼ」
はじめた。

コリャ、きっと
永いお遊びになるかもしれん。 

もう、いいよぉ~ なんてこと
絶対、言うてはくれんやろしな。 

でもそのうち
見つけだして言ってやろ。

お茶ば飲もって。

2014.12

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「ただなんとなくそうなった」時間空間こそ理不尽でエロティックじゃね

まずはじめに言っておくけれど、これはセックスの話ではない。
途中でセックスについて匿名の誰かが書いた文章を載せるけれど、別にそれについて深く掘り下げたりはしない。

だから「お?下ネタ?」と思って嬉々としてここを開いた人は、今直ぐこのページを閉じてなにか他のものを開く準備でもしたほうがいい。

ビニールに包まれた本とか。(古)

下ネタでないと説明したこの文章自体が下ネタではないか、と突っ込まれる

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ランニングって、好きだよ

高校生が猛暑の球場で必死に動いているさまを見て、自分もなにかしなくては、という気持ちになる。お盆は毎年そうだ。暑いのに。

テレビを付けてみると、彼らの躍動には心がぐぐっと引き寄せられる。思わず右手左手両足…と動き出す。暑いのに。

今日はローテンションな午前中を過ごしたあと、昼飯を食べて本を読みつつ甲子園を観ていた。

なにかしよっか。暑いけど。

ひとりでいきなりできるスポーツは限られている。

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神様との約束。

生まれてくる前に 
僕は強くなることだけを望み
この命を選んだよ 

そして神様と約束したんだ。
 

君の頭上に降り注ぐ 
たくさんの災い事から

君を守りたいって

だからどうか神様 
僕に大きな両手を下さいと

神様は言ったよ  僕に言ったよ 
耐え忍ぶことが  僕の使命だと 

僕は言ったよ  神様に言ったよ 
望むところです  どうぞよろしくと 

僕は耐えたよ 
長い冬を  幾度も越し

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ふたり。

ふたりして

"居たかった"

ふたりして

"痛かった"

そんなふたりだった



出逢った日の

手の温もり



別れの日に感じた

景色

そこだけは

忘れないでいてくれ

あとは

丸ごと

捨ててくれてもいいから

忘れもの。

早く大人になりたいなっ!
親戚の子がボソッと隣でつぶやいた。

なんで大人になりたいんや?
なんでなりたいんか10個答えてみ

えっとねー大人になったらねー
何でも買えるしねー
車だって運転してどこだって行けるしねー
エッチなのも見れるしねー
勉強しないでいいしねー
怒られないしねー
それからねー、それからねー

お前、ぜんぶいいとこどりやな  笑

子供はええな
楽しい事ばかり考えてるわ

そう

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さよなら、ぼくのシャム猫。

どんな理由で泣いていたのか
それは忘れてしまったけど

その日の夕方
僕はうつ伏せになって泣いていた。

ミャア…

彼女はとても心配そうに
僕の頬を舐めてきた。

泣かないで…

そう言いたげに
僕の泣き顔をのぞきこんできた。



ブルーの瞳。

その瞳に 絆され
僕の涙は 一瞬で止まった。

彼女がどこから迷いこんできたのか
どうして僕の前に現れたのか

幼かった僕にとっては
どうでもいい

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今年のお盆はなんだかすごいって話 〜亡き祖父にまつわる回想

祖父は、今から8年前、わたしが大学を卒業する2011年元旦の午後2時、みなが見守る中、静かに息を引き取った。正月の真っ昼間に親族が総集合した場で亡くなるとは、何とも天晴れなじいちゃんである。

ここのところ、なぜかそのじいちゃんのことが想い出されてならない。

遺された手記を読みながら、なぜか涙が止まらない。

どうしてだ、今ごろになって。おかしい。

じいちゃんは、2歳で生みの母親と死別している

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雀。

雨風が強くて、目が覚めた
ハッと、息をのんだ ここって... 

東大寺の鴟尾から参道を真下に見て
一羽の "雀" が 飛び立つ瞬間だった

若草山を左に見ながら、
その雀は飛火野を抜けようと試みる

もっと高く もっと高く
ここを越えないと行けないんだ

目指してる先はきっと
田畑広がるあの場所だとすぐに分かった。

また来れたんだ 

けれど 視界が覚束ない

雨風だけじゃない
涙で景色が歪ん

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願い事。

子供の頃

ひとりで夜釣りに行っては
防波堤の上で寝そべり
星を眺めるのが好きだった。

星を眺めに行ってくるなんて
親には照れくさくて言えなかったから
釣りはついでの口実。

その頃の星はとても綺麗でね。

闇の部分が見えないくらい
輝く星々で空は埋まってた。

星がゆっくり移動していく

それを目で追ってる間
流れ星が何度も何度も飛び込んでくる。

なんとか流星群なんて
比じゃないくらい ずっ

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