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FIELD OF VIEW Live Horizon Ver.5に行ってきた感想などまとめ(その3)

今回の演奏陣はここしばらく続けてサポートとして出演していたメンバーが入れ替わったことで、アダルトな編成となりました。そのせいかはわかりませんが、何曲かが今まで聴き慣れてきた演奏よりゆっくり演奏されていて。

演奏者のテンションが上がってテンポが早くなることはよくあるけれど、遅くなることはあまりないことです。それも1回のライブで何曲もがそうなる可能性は極めて低いです。だから今回のライブでは意図的にテンポを落とし、落ち着いた感じで聴かせようという狙いがあったのではないかと思います。

自分を含め、何度も音源を聴きまくっているファンの方にとっては、いつもよりもゆっくり目なテンポにリズムが取れなかったり違和感を感じたりしたかもしれません。現に近くの席で曲の変化に手拍子が合わず苦労している人もいました。

でも、個人的にはこの試みは良かったと思います。若干の違いなのに、普段よりリズムが強く感じられ、音楽と同調する感覚を強く憶えました。演奏自体もフレーズが長くなったため呼吸が深くなり、聴いていて心地良く、ヴォーカルの浅岡雄也さんの歌唱も、激しい曲調でもどこか客観的な冷静な視点があるように感じました。
若いプレイヤー達の勢いのある演奏も魅力的ですが、それとは違った、落ち着きのあるジェントルな音と雰囲気は、28年の歴史を重ねてきたバンドの奥行きを感じさせるのに相応しいものでした。

※浅岡雄也さんからテンポは変えていないとのご指摘がありましたので、事実とは異なる投稿になってしまいました。失礼いたしました。
でも、そう聞こえたことでまとめた感想なので、こんなこと考えながら聴く人もいるのねーと思って読んでいただければありがたいです。

その4につづく

では、また明日!

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