どうしてもできない、は甘えだろうか。
1.ミスが多いの、なんとかなりませんか?
ボクは今webページを作る仕事をしている。
この仕事は、とても好きだ。
時間を忘れて没頭できるし、その間はジョギングをしてる途中のような、しんどいけれどどこか心地よい感じがして、ぼくはその感覚がきらいではない。
ただ、ぼくには、いまだに克服できない致命的なクセがある。
とにかく、自分の作ったものの見直しができないのだ。
たとえば、先日あげたファイナルファンタジー4に対する愛を語ったnoteのサムネイル
『あっ、FFVI(6)になってる!!!?』
これは、恥ずかしい、とても恥ずかしい。
世界線を間違えるなんて、とんでもない致命的な誤植だ。これでよく愛を語れたもんである。
今回のお話は、このどうしようもない癖と戦うためのnoteだ。
2.確認作業がいちばん消耗する…
『もうちょっと自分で見てから出したら?』
『もうすこし考えてよ』
『違う時間帯に見直したら?』
『集中したら?』
『こんなことありえない』
そんな言葉を言われ続けて、確認に出すまで冷や汗をかきながらあせって確認する始末、しまいに胃が痛くなってくる。
『また間違えているよ…』
ごめんなさい、ごめんなさい…
さすがの優しい先輩たちも呆れてそう言う言葉が出てくるわけだが、
そんなに言われても、もうかれこれ90分以上見直している…次の仕事はどんどん溜まってくるのに、なかなかすんなりパスすることができない。
朱書きでいっぱいの原稿をみつめて、泣きそうになる。
自分はなんてダメなやつなんだと落ち込む。
どうやったらぼくはぼくのメモリリソースを確認作業に回すことができるのだろう。
落ち込んだところで、切り替えができず、悪循環なのも自覚している。なんの解決にもならないのに、とにかくうじうじしてしまう。
よし次がんばろ!と切り替えするにはミスをしすぎたのだ。
ぼくはいまだに、この原因を解明することができず、ドツボから抜け出せない。
文字になりそこねた思考がぐるぐると頭を這いずり回って、今日もぼくは、なにかミスしている。
働くことについて、なんの不満もないしどちらかと言うと好きだけど、この確認の時間だけはどうにも好きになれないし、自分がダメ猫すぎて、自分を好きじゃなくなってしまいそうなくらい辛い…。
3.今一度、自分を客観視して言語化してみる
そもそもぼくはADHDの気質があるとは思っている(集中力が散漫・物事を並行して進めるマルチタスク型・多動・焦るといきなり処理能力が落ち頭がパーンする…)
それなのに何故か、繊細さんと言うほどではないけど、HSPの気質も持っている(刺激を受信しすぎるケがある…!)
(この2つは相反する特性と言われているけど、ぼくはそんなことないと思っている。)
ほかの人が隠そうと思っている表情を感じてしまう(人には無意識に出てしまう一瞬の表情ってあるのだ。それをほかの人はボクに知られていないと思っているし隠そうとしているので、指摘はしない。)
特に『は?この人何言ってんの』って言うのが顔にでて隠さない(隠せない)タイプの人は絡むと心にダイレクトヒットする。結構辛い(そして、最近仕事の周囲でそういう人たちの割合が多い…😿)
敏感なのも鈍感なのも特性だからどっちが悪いわけではない。
(相手が感じてほしくない感情や表情を敏感に感じとってしまうぼくも、ぼくがこんなにもダメージを受けていることを相手が気がつかないのも、どっちの目線に立つかによって見方が変わるだけのイチ事象にすぎない。)
どっちも悪くはないけど、喜びや悲しみはもちろんのこと、そういった苛立ち・怒りも例外ではなくそれが自分のことのように感じられて、降りかかってくるのは、幻ではない…。
表情・目の動き・話し方・気持ち・声の調子・感情・タイプ…人と対峙することは、ぼくにとって情報が多すぎるのだ。
(もちろん、凶悪犯罪とか、悪いニュースとか、怖い映画とか、悲しい話とかは聞かない、それがぼくと長いこと付き合ったぼくがようやく理解した取説なのだった)
また、その受け取る情報が多いためか、ぼくは何かと時間がかかる性分だ。
『あんたはやることがいっつも遅いから。』
親にはそう言われ続けたから、大好きな両親でさえ、一人暮らしをするときは、どこか心がほっとした。
ぼくは、やることが遅いのに、いつも焦っている。
4.心を落ち着けるために、逃げてもいいのだろうか。
最近友達になった人が、『人に直接会いたくない』と呟いているのをみて、すとんと胸に落ちた。
その人も、いろんなものに刺激を受けてしまうタイプの人だったのを思い出した。
ああ、会いたくないと言ってもいいのか。
ぼくは少しだけ気持ちが楽になった。
けど、こんなこと言われたら、相手はどう思うだろう。
好きなのに・きらいじゃないけど、あなたとは会いたくないってこと、理解してくれる人なんていると思う?
理解できない人がほとんどだと思うのに、ぼくはこれを言葉を大にして言えるだろうか。
いや、できるできないじゃなくて、言わないときっと何も変わらない。
対策についてやれることはやったのだから(そりゃあもう、仕事術の本とかワークハックとかいろんな人のビジネス本を読んでは実行した)、あとは嫌われることを覚悟するだけだ。
ああ、書くことってなんて素晴らしい。
考えることが整理されていってクリアになる。
もやもやしたものが晴れて、どうしたいのかがなんとなくわかった。
結論なんてタイトルを書いた時になんて出てこなかったのに(!?)、大体自分の進むべき道がわかった気がする。
あっ、そうそう、HSPのひとは自分のうちに湧き出る感情を言語化すると良いらしいよ。
ぼくもそのつもりでnoteを始めたのだけど、こんなに自分からテキストが吐き出されるなんて思ってもいなかった。
もし読んでくれているあなたがHSPなら、気持ちの整理にもなるのでおぬぬめです。
HSPについて書いたぼくの記事はこちら↓
5.▶︎逃げる ぼくよ、それを甘えという勿れ。
というわけで、自己嫌悪のループを抜け出すためにぼくは確認作業から逃げることにした。
確認に使った1時間あまりを他の仕事を引き受けて、代わりに軽く他の人にチェックしてもらおう。
できないことは無理にしない!
もう世の中は根性論の時代ではないのだ(時代ではないというよりかは、根性によらず解決する術が数多くあるので、根性論では許されないが正しいかもしれない。)
そのうちにプレッシャーを感じなくなり、自己嫌悪のループから抜け出せたら案外自分でも見られるようになるかもしれないし…!
ぼくはぼくの得意なところで組織に貢献すべきなんだろう。そしてそのほうがぼくも幸せに働けるのだ。
通常の仕事において人と会う機会を、減らそう。
気質でリモートが許される職場では無いのだけど、できる限りのことはしたい。
それがダメだったとしても、その場所だけが全てでは無いのだ。
お散歩で心地よいばしょを探すのは、ぼくのとくいとするところだ!
ぼくによってストレスが溜まる人が減りますように。また、ぼくのストレスも減りますように…。
かんがえてみて?
千年前とくらべたら、認知できる世界は累乗のように広がっているのに、寿命は二倍くらいにしか延びていない。
苦手でできないことをできるようにするには人生は短すぎるんだ。
このご時世をゴキゲンに生きるために、できないことから逃げることを甘えという勿れ。
よんでくれてありがとう、スキ!
ぼくと同じ悩みを持っている人へ。
応援しています、同じように戦っている猫がここにいるよ!ᓚᘏᗢにゃおん
(なんか、他の生物がいるかもわからない宇宙に対して発信しているみたいで、おもしろいね。)
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