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若頭

お疲れ様です。
プロペラです。
新年あけましておめでとうございます。

年末から今日にかけてnoteをサボってしまい、
今回の記事が新年初投稿になります。

年末の意気込みはどこへやら。
こんなはずじゃなかった…。
未来の自分に期待してはいけないという
大原則を忘れさせる年末には何か不思議な力があるな…。

というか、人間は不確実なものに対して
淡い期待を抱きがちだよなと思いました。
なんかそういう実験が行動経済学の本に載ってそう。
読んだことないけど。

さて今回は
つっこませない空気ってすげえ。
と感じた話です。

昨年まで勤めていた会社に
僕よりも3ヶ月先に入社した同僚がいました。
ここでは仮に若様と呼びます。

僕が入社した当初はベテランかと思うほどどっしり構えており、
しばらくの間先輩だと思うほどでした。

実際彼は優秀で、社内の新人の中ではひとつ抜きん出ていました。

ただ、どうしても気になることが。
若様はかわいそうなバランスで崩壊した頭皮を持っている、
いわゆる若ハゲだったのです。

しかし、社内の誰もこのことについて言及しません。

デリケートな問題ですので、いじれないのはまぁ何となく分かります。
しかし、裏でも誰もそのことについて言及しないのはなぜなのでしょうか?

考察した結果、彼の立ち振る舞いに理由があると考えました。
若様は隠す気もないのか、
気付いていないのか(気付かない方がおかしいけど)、
結構露骨に薄い頭皮を披露していて、
一度は頭部に視線がいくような仕上がり。
なおかつ残存勢力をフルに活用したいのか髪の毛を染め、
赤成分強めの赤土みたいな色になっていることさえありました。

若様「色落ちしてきたらもっと赤くなるよって言われたっすww」
先輩「あぁそうだよね!そういう色って…云々うんぬん。」

という具合で自然に髪染めトークを展開する2人をみて
恐怖すら覚えました。
世にも奇妙な物語的世界線に来てしまった…?
この世にハゲという概念など存在しない…?

そう感じるほどに、若様は自然体だったのです。

隠さないことで、隠す。言わせない空気を作る。

この空気があって誰も言わないからこそ、
裏で若様がハゲてるという話題を真っ先に出して
性格の悪いやつになりたくない。
だから裏でも誰も何も言わない。
我々は完全に若様のマリオネットです。

とまあこんな感じで、
突っ込ませない空気ってすげえなと思ったわけです。

若様は特殊な例ですが、明らかに疑問符がつく事柄を除いて
つっこませないことでその場を凌げるのではないでしょうか。
ちょっと遅刻をしたけど、遅刻してませんって顔してれば

バレないこととかありますし。

僕はその場しのぎ至上主義のペラペラ人間なので、
絶対手に入れておきたいところです。

ということで、大切なのは
言い切る勇気、やりきる演技、あと気合い。
なんですね。

ハイ、皆さんもご一緒に。

言い切る勇気、やりきる演技、あと気合い。

まぁホントのところは誰も興味がないが正解な気がしますが。
自分がハゲてなきゃいいもんね!

以上、よろしくお願いします。



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