思ったよりも早く沖縄編が終わろうとしている。本当なら、もっと長いことあるのかと思っていた。しかし、蓋を開けてみたら、どこに行っても自分は自分。対して変わりない。それは、すぐ悪態をつきたくなることもそうだし、自分が好きだなぁと感動することもそうだ。東京でも沖縄でも群馬でも変わりない。

那覇の裏通りで、レザーのブレスレットを購入した。お店の雰囲気はもちろんなのだけれど、自分が革のことを覚えていたいと思ったからだ。今すぐ革で何か作りたい。友人から頼まれたカードケースを、僕も納得のいくクオリティにして渡したい。移動しといて何を言ってるのかと自分でも思いたくなる。しかし、結局はそういうことだったのだ。今の僕は旅人なのかもしれないけれど、本質としては、歌いたいし、革で何か作りたいし、自然豊かなところでコーヒーを飲みたいし、その様子は群馬にいた時の自分と変わらない。

これからタイへ飛ぶ。はじめての1人海外だ。死ぬかもしれない！と今からドキドキしている。嘘である。本当は、フライト中とその後の朝までどうやって時間を潰すか、スマホ用のファイナルファンタジーを買ってしまうか、悩んでいる。こんな調子である。が、こんな調子で居られるくらいには自分に余裕が、空きスペースがあることには間違いない。