「分岐点」


1人になりたい。仕事中そう思った。また旅をしたい。肩書きなんていらない。仕事(つまりは社会的ステータス)なんていらない。ただ、圧倒的に自分自身でありたい。現実からの逃げ、というワードが頭に浮かんだ。でも、逃げではない。殻を破る。脱皮。そういう言葉の方が合う気がする。

言ってしまえば、現在、ビル一棟の管理人をしている。職についていることが、何かしてる方が、良しとされる世間だけれど本当にそうだろうか。何となく生きて来れちゃってる方が恥ではないのか。本当にやりたいことはできているか。自分自身にそんな言葉をかけることが多くなった。

確かに、お金は前よりも使えるようになった。着たい服か着れるようになった。ゲームが買えるようになった。ランチを躊躇しなくなった。

果たして、それでいいのか。

追いたかった夢は。不可能を可能にする力は。今目の前にあるものに感動する心は。どこに行った。

今が踏ん張りところなんだと思う。今、この自分の中に感じている違和感を感じ取り、流れを変えれば、良い方に風が吹く。

違和感を残したまま、今の生活に溺れれば、多分、自分に必要な何かを沼の底に落とすことになる。

今わかりやすく僕には、革細工という、進めたいテーマがある。踏ん張りどころだ。脇に置いたら、置き忘れて時間だけが進んでしまう。そして有言不実行な自分を責める。見えてるんだ。

ムーブフォワード。這ってでも前へ。信じたいのは、誰と話した時に出た言葉、気持ちか。筋を通すのはどの自分に対してだ。

文章にしても、わからないだろう。うん、自分でもまとまっていない。しかし、間違いないのは、いま、光を求めて足掻いていることだ。

今、見えない分岐点に立っている。


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