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私の大事なことば③                   「会社ではなく、社会を変える」

「表現すること」にこだわりが強かったので
報道部からの異動は、本当に辛かった。

一旦は、出産〜産休〜育休という
1年間の休業を経たものの
戻った場所で、悶々と毎日を過ごしていた私が
たまたま手に取ったのが、こちらの1冊。

誰かに貸したまま?返却されてない模様で💦
見返して、確かめることは出来ないが
事務局力・・・いわゆる事務仕事で使う力こそが
幅広い視野を求められ
ビジネスの基本が学べるというようなことが
書いてあった。
当時は、まだまだ、女性=事務仕事という
価値観が残っていたこともあり
自分自身が異動した先にも
そんな気配がまだ色濃くあったので
今は「仕事の基本」を学ぶチャンスだ!と
思いこむようにした。

そして、一番、心に刻まれたのが
この「ことば」だ。

「会社を変えるのでなく
     社会を変えればいい」

そもそも、会社ってのは
その先で必ず「社会」と繋がっているんだから
「会社」という枠の中で
そこを変えようとあくせくするのではなく
「社会」のために仕事をして
「社会」を変えるんだ!と思えばいい…
ということだ。

これは、当時の私には衝撃だった。

報道の最前線から、裏方を担うようになって
何となく、社会の役に立てなくなってしまったと
思っていたんだけれど
確かに、確かに
曲がりなりにもテレビ局にいれば
「社会」と繋がり
「社会」のお役に立てる可能性があって
それは、私が「アナウンサー」を目指した
理由でもある、と。

入社試験で私は
「静岡県民と喜怒哀楽を共にできる」
アナウンサーになりたい!という
大きな理想をぶち上げ
「ふるさとに恩返しします」と言い切った。

そんな、青くさいけれど
熱意溢れる入社時の思いが
この「ことば」によって、呼び起こされ
もう一度、仕事を基本から学び直そう!と
思えたのだ。

実は私、会社員生活28年のうち
アナウンサーやキャスターとして
表の仕事をしていたのは10年で
残る18年は、裏方仕事だった。

表も裏も、大事だと、心から思えるのも
この「ことば」に出合ったおかげでもある。

会社員時代の最後の担当部署も
放送データを並べる
放送局の「裏方中の裏方」だったが
局内で一番
「明るくて楽しい部署」にしようという
目標を立てたのだが
退職者も少なく、笑顔の多い部署だったことが
何よりの自慢になったのも

裏方こそが、社会を変える
おいしい仕事の宝庫だということを
教えてもらえたからだな。









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