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「正しく恐れながら」行動する

様々な影響を感じながらも、引き続き「正しく恐れながら」も過剰な自粛はせず、行動するというスタンスを継続。

3月9日 HAGISO
客足が減って経営が大変であろう谷中のHAGISO(半年だけ谷中に住んでた時、最寄りカフェだった)が7周年ということで、知人を誘って飲みに出かける。常連風のお客さんはもちろん、イベントごとなどで関わってきた「関係者」も入れ替わり訪れる様が愛おしい。各地にあるであろうこのような場の今を想いました。

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3月12日 来客
元々多くはない事務所への久々の来客を機に、消毒液の設置など備品や設えの見直しなどを行う。メールやオンラインでは直近や次年度の仕事の調整が増えてくる。

3月13日 文化芸術系Zoom飲み会
初開催。

3月14日 室井尚教授 退職記念特別イベント
新宿から乗車39分、相鉄線直通羽沢国大駅から母校の横浜国立大学へ。恩師である室井尚退職記念特別イベント「今日までそして明日から」。最終講義ではなく、照明、音響、ナレーション、演出が入り(もちろん唐ゼミのみなさん!)、高校や大学時代の同輩、吉岡洋さんなどの予定ゲストや、建畠晢さんなどの飛び込みゲストを壇上に招きながらのトークは最高のショーでした。花束贈呈はAKI INOMTA、小日向えりさん。
ゼミ生3人、ゆかりのある皆様との再会の場にもなったことはもちろん、大学在籍の有無に関わらず、これまでに関わられてきた様々な方が訪れていて、自分たちが知らなかったこと、懐かしく思い出せることを共有できる、あっという間の時間でした。メディア研究者的には「今がいちばん面白い」発言、唐ゼミ中野さんからの「やっぱり本も書いて欲しい」発言にしびれました。

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少し離れた後輩勢が少しいじけるくらいには「あの頃が一番輝いていた」とご自身でおっしゃられた時に在籍できていたのは、とても幸運なことでした。吉岡さんも三次会で「明らかに変わったし、そのことに自分も影響を受けた」と。しかしその後燃え尽きていたわけではなく、やはり学生や大学と共にできることにチャレンジし続けていたことがよく判り、そしてまだそれは続くのだと。とても勇気ももらう時間でした。
自分がいま、まがりなりにも美術(しかも社会と関わるプロジェクト的なもの)という特殊な領域を扱う業界で個人、法人として何とかやっていけているのは、先生やみんなと共に過ごした時間や、マルチメディア文化課程の環境から得た学びを無くしては考えられませんでした。
再会した同輩たちも、それぞれやっています。作家、キュレーター、編集、出版、クリエイティブ、広報、コーチング、ITなどなど。それぞれの場所でできることを、それぞれのやり方で、これからもやっていきたい。

3月15日 クルックフィールズ
準備中の企業研修で、美術館に代わりうる訪問先リサーチを兼ねて、小林武史がプロデュースするクルックフィールズへ出かける。

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3月18日 求人
秋田の仕事をするために、ノマドプロダクションで自分が直接担当している業務を一緒に担っていただける方の求人を開始。

3月19〜20日 東京ミッドタウン
TOKYO MIDTOWN AWARD 2019入選作家による展示「ストリートミュージアム」の設営と作家インタビュー収録。展覧会が軒並み中止・延期となるなか、商業施設の公開空地での展示ということで予定通り制作が進むも、積極的な告知が憚られるという複雑な心境。台湾で滞在制作の後、帰国して搬入予定だった作家は代理の手により設営となった。プロモーションと作品への理解を深めていただくことを主な狙いとして提案していた収録映像は、結果的にコロナ禍での代替手段にもなる。

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3月21日 3331 ART FAIR
開催の是非が問われる中、運営負荷を上げてできる限りのコロナ対策を講じて開催。Artstickerで時間指定付の前売りチケットを入手。別のプロジェクトで協力している遠藤薫が参加している屋上展示は予約不要だった。
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1)入場者数の制限
2)専門清掃員による清掃
3)アルコール消毒液の各エリア入口への設置
4)3331全館、並びに会場内の換気
5)スタッフのマスク着用について
6)救護室と非接触型体温計の常設
7)来館者の氏名、連絡先の記録
8)ご来場者の皆様へのお願い

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3月22〜24日
3月上旬に取りやめた別府行きについて、結局別件リサーチも発生して往訪。初別府の知人と合流したということもあり、宿は個人的一推しから柳屋と山田別荘をはしご。コロナの影響で外国人のキャンセルは多かったそうですが、国内客などでそれなりに埋まっていました。BEPPU PROJECTの皆さん、移住1年を迎える橋爪さん、下平さんにも相談(する/される)がてらお会いしました。

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坊主地獄&鉱泥温泉、亀正くるくる寿司、コワーキング a side、うさぎととら、米と葡萄など行ったことのない場所にも。残っているもの、変化していくものが混在しているこのまちは毎年訪れても飽きることがないです。TOKIWAや空港のお土産スペースもどんどん変わります。


今回感動的だったのは、プントプリコグの記念冊子。去年くらいに、そういえば、ここを独立した店も沢山あって、これって民間拠点なのにすごいことだなと思ってたらリバイバル月間に合わせてさすがのツールを準備していました。長期滞在して、通いたかった。でもこの冊子のおかげで、プントまわりのことがよくわかったし、お店はまたの機会にも訪ねていける。素晴らしいアーカイブです。

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