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最近日本で話題になったオンライン旅行、中国では流行っているのか?

皆さんこんにちは。エンジョイジャパンの橋本です。新型コロナウイルスの影響で、旅行に出かけることが難しくなった現在、日本では「オンライン旅行」と呼ばれる、新しい旅行の形を見かけるようになりました。まだ、聞いたことがない方がいるといけないので説明をしておくと、オンライン旅行は、自宅にいながらパソコンまたはスマートフォン、タブレットを使って、現地のガイドとオンライン通信を行い、海外旅行を疑似体験するサービスです。実は、中国でも数年前からオンライン旅行のサービスがリリースされていて、「虚拟旅游(VR旅行)」と呼ばれています。ただ、日本のオンライン旅行とは少し違っています。本日は、この中国のVR旅行についてご紹介したいと思います。

これまで、中国の消費者たちは旅行雑誌や旅行口コミサイトに掲載されている観光情報を基に旅行先を決めてました。VR旅行サービスを使うことで今までよりも詳しい情報を得ることが出来るようになりました。

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旅行に出かける前に、旅行者はVRを通して観光地に関する情報や特徴を事前にチェックすることができ、観光地周辺のレストランや宿泊施設なども事前にオンラインで予約することができます。VR旅行は、旅前の好奇心を満たし、旅行の体験をさらに深堀りできるようになりました。また、中国では長期休暇になると、観光地に訪れる人が非常に多く、「故宫(紫禁城)」や「长城(万里の長城)」等の世界遺産に悪戯をする人もいるため、観光地の目線から考えると、こうしたリスクを防ぐことにもつながります。

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VR旅行は中国ではすでに数年前からリリースされていましたが、これまではそこまで大きな話題になることはありませんんでした。新型コロナウイルスの影響で、旅行に出かけることが難しくなったのをきっかけに、VR旅行にも注目が集まるようになりました。その一方で、VR旅行が流行ると、リアルの旅行が衰退してしまわないかと心配な声も上がっています。

現在、中国ではVR旅行サービスを提供している企業がいくつかありますが、SNSの反響を見る限り、そこまで盛り上がってる印象はありません。やっぱり旅行は現地に行って肌でその土地の文化を感じることが中国の消費者にとって大事に思われているポイントなのかもしれません。IT文化では日本の先を行っている中国では流行っていないのは私はちょっと意外に感じましたが、皆さんはいかがですか?日本で流行るかどうか、これから見守っていこうと思います。

以上、中国のオンライン旅行「虚拟旅游(VR旅行)」のご紹介でした。VR旅行は事前に旅先の情報を知ることが出来るので、リアル旅行に影響することなく、むしろより一層旅行体験を豊かにしてくれるのではないと感じています。気になることがありましたら、ぜひ橋本までご連絡ください。

メール:hashimoto@enjoy-japan.jp




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