ソレシカ

KOTO'S LIFE STORY 第5話 右上腕骨骨折

やはり夏のクソ暑い日にはろくなことがない。

4歳の夏の出来事。
僕の歴史の中でいくつもあった最悪の出来事の中のひとつめが。

それは1975年の夏の日。
その日の福島県石川郡石川町は暑かった。

夏休みに大好きだった祖母の家の長い廊下でモップがけを手伝っていた時のこと。
モップがよく滑る床だったし褒められるので勢いよく走り回り得意になっていた。

そしてその勢いのまま縁側に転落。

不運にも縁側

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KOTO'S LIFE STORY 第4話 青柳保育園

当時通っていた青柳保育園は新狭山ハイツの端っこのちょっとした高台にあった。
なかよし広場という大きな公園の横だ。
家から子供の足で徒歩4分。
同じクラスの子達はほぼこの団地の子供達。

毎日が楽しいはず、だった。

だった、というのはつまりそういうことだ。
幼少期の僕の人生において平穏な日はなかなかやってこなかったということ。

どういう字を書くかは覚えていないがドウゲン先生という女性が担任だった

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俺と師匠の情熱seitai life season2 全身関節編 18

1年前の今頃40歳になったばかりの5月の末。

1人の整体師のDVDに魅了された俺はとにかく感謝の気持ちを伝えたくて、その人にFacebookからメッセージを送った。深夜3時頃。

夢中で文脈も文章テクニックも考えず、とにかく感謝の気持ちを書きなぐった。

俺は今までしてきたどんな仕事でも、とにかく仕事をナメていた。開業して7年、限界だった。予約が入るたびに滅入る毎日、憂鬱になる。

ずっと通って

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肩こり持ちの14歳が28歳で整体師になって開業するまでの話。#1

きっかけは、ひとつのFacebook投稿でした。

忘れもしない、2018年8月8日。

群馬の夏は過酷です。朝は暑すぎて目が覚めます。
その日もいつもの癖で、SNSをチェックしながらぼーっとしていました。
ふとFacebookを開くと、コトー先生が私の投稿をスクショして、自身の投稿でコメントを書いてくださっていました。

「どぅええええええ????」

目玉が飛び出るかと思いました。あれこれは夢

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KOTO'S LIFE STORY 第3話 怪我、アレルギー

今となってはおぼろげにしか残っていないが・・・幼少期は寂しくて心もとなかったんだと思う。
この時期はあまりいい顔をした写真がない。

両親は共働きだった。
その穴を埋めるために福島から祖母が来てくれていた。

当時の家計のことなど知る由もないが父は会社員、母は学校の先生。
十分な収入はあったはずだ。
しかし母には強い使命感があったのだろう。
決して仕事を辞めなかった。

日曜になればみんな揃うけど

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KOTO'S LIFE STORY 第2話 新狭山ハイツ

幼少期から小学校5年生まで住んでいた新狭山ハイツという西武新宿線・新狭山駅からバスで8分、歩くと25分という車の無かった僕の家庭には不便極まりない距離にある32棟からなる森を造成した新興の団地はひたすら遊び場だった。

昭和40年代半ば。
イケイケの高度成長期に入っていた日本経済。
首都圏に集中する人口。
ベッドタウンとしてのドーナツ化現象の一端を担ったであろうこの団地。
池袋や新宿を一本で結ぶ西

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俺と師匠の情熱seitai life season2 全身関節編 17

毎月行われる東京、自由ヶ丘「ソレシカ」コトー先生の整体セミナー。

4月のセミナーまでの間は少し間が空いた。たいした日数ではないのだが、1ヶ月を超えてくると様々な不安や事件が沢山起きる。

そんな時に先生はなんとニューヨークw

仕事をこなしつつマディソンスクエアでの「KISS」のLive!つい先日メールでやりとりしていたらポールスタンレーに肩を抱かれている写真が!(◎_◎;)

壁の背景のわりに

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俺と師匠の情熱seitai life season2 全身関節編 15

3月の春分の日、たまには整体のことでも書くか。

先生の所に通うようになってから、俺は中国3千年のレシピを捨てながらセミナーで習ったテクニックを淡々と毎月増やしていった。

先生のセミナーは月1回、まるでディアゴスティーニのようにテクニックが増えていき、最終的には全てを網羅できるようになっていく。

違うのはディアゴスティーニのように月1個だけみたいなケチくさいことはなく、かなり多くのテクニックが

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俺と師匠の情熱seitai life season2 全身関節編 7

2018年 12月

今回のセミナーは足関節。salonで先生の簡単な講義や自重を使った体の動かし方、重心のバランスなんかを説明してくれた。

なんと外へ。憧れの屋上、ルーフトップ!

みんなそれぞれに靴を履いて屋上へ。キャラを象徴するような靴達。まるでガキの頃に教室から運動場へとはしゃぎながら出ていく感じだ。屋上は若干肌寒いが去年の東京は暖かかった。

屋上から見える風景。天気がいい日は東京タワ

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俺と師匠の情熱seitai life season2 全身関節編 4

関節の2回目のセミナーの頃だったかな。その日の先生はいつもと様子が違った。

感慨深げに俺たちに話してくれたことがあった。

「俺はみんなに開業を煽っているように感じることもあると思うけど、そういうわけではない。開業を焦るあまり失敗しそうになる教え子が後を絶たないんだ。

ただこの仕事を続けてほしい。開業したいと言っても無理そうだったら真剣に止めるし、しない方がいい子も沢山いる。こんなにいい仕事は

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