“神戸のお嬢様”—タンタンが逝った。 ついにその日が来たか。 どんどん衰弱しているとは聞いていたけど、これまで何度も復活していたから。 淋しくなる。 外貨稼ぎでパンダレンタルに躍起だった彼の国が、もうそんな端金は要らんとばかり強硬姿勢に出るようになり、次のパンダはほぼ望めない。