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学生時代、師匠だった大学の書道の先生が「上手くなりたければ、どんどん展覧会に出品しなさい」と語っていたのを思い出す。書けば書くほど出口のないトンネルの奥へ入り込んでいく感覚になる。しんどくても耐えて耐えて書き続ける。何処で止めるかは自分が決める。己の未熟さと限界の間で筆を止める。