光のモノの話

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メモ帳にあった1場面物語* まるで、一切の穢れを嫌うかの様にソレは立っておりました。 「ちと、眩しすぎるの」 私がそう声をかけますと、手を口元に当てて、ホホホとソレは笑いました。 「世は暗いのですねぇ」 鈴を転がすような声が響き、それに呼応するように桜が一枝咲きました。 「…」

5か月前