メモ帳にあった1場面物語* まるで、一切の穢れを嫌うかの様にソレは立っておりました。 「ちと、眩しすぎるの」 私がそう声をかけますと、手を口元に当てて、ホホホとソレは笑いました。 「世は暗いのですねぇ」 鈴を転がすような声が響き、それに呼応するように桜が一枝咲きました。 「…」
『よるが暗いわけじゃない』って題名にした。 いま、決めた。悪戯書き。お絵描き。この子なんだろうね?よく見えないね。よるは思ってるより明るいのにね。あさになれば見えるの?そんなむしのいい話あるわけないじゃない。