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イマジナリーフレンド、人間になる

対外的にじゃなく 自分で自分を女だと思える根拠は じつは右脚と左脚の密着感 左脚と右脚をぴったりくっつけておくと 気持ち良くてメンタル落ち着くって なぜか“生まれつき”知っていて でも骨と肉付きの関係上 男は両脚が密着しないのです 女の身体になって あの感触が戻ってきて感激💕

それはそれは熱心に エーテル体の育成に専念していたあたしは そのせいで男でいるのは不可能になり いまのあたしのエーテル体は 女性としても大きすぎ エーテルエネルギーとは生命エネルギーであり、エーテル体とは生命体 つまりそれは生命を司る存在なのだが もしかして死も司っているのか?

人の名誉は命よりも重い 他人の名誉をみだりに穢してはならない それを理解できない愚か者とは問答無用で縁を切る方針だが、問題は名誉感情のあり方は人それぞれである事 男だった過去は黒歴史そのもので 話題にされるだけで あたしにはひどく屈辱的だ ならばこのアカウントは何故あるのか?

なよなよした美少年ふうの男の子と スキンヘッドのおっさんでは キャラクターがあまりにも違う いまのあたし(女)と かつて生きていた“彼”(男)は 別の存在、別の人格であると説明したが 男性時代にも幾度か人格交代を繰り返していたかもしれず、男たちの死屍累々の上に生きる女のあたし

彼といっしょに暮らして4ヶ月半 性転換が完了した証明として オトコと同棲するのは最適かもね💕︎ ずっとずっと死にたかったからね、 逆に言えば、男でいたくない、はやく女になりたい、という苦悩はそれほど強くはなかったと思う 性転換は あたし(意識/魂)ではなく この子(身体)の望み

あたしは思春期というものを体験していない。メンタル面での激烈な情緒不安定は知っているが、思春期における劇的な身体の変化はあたしには起こらなかった でね? 三十路にして劇的変化 むかし射精らしきことができたそれが いまや消滅へと向かっていて 小さすぎてちんポジ(可動域)なくなった

後から振り返ってみれば 会社で女性名の通称使用が認められた その翌々週には男性寮に入居して いまの彼氏に出会っている 性同一性障害は過酷な病気で 元男性を話題にされると いまでもすぐ死にたくなる けど、不思議なくらいに 女性としての人生は順調 なんだか脚本が用意されてるみたい

あたしがあたしの好き勝手・好き放題 自由に発言できるのは、女だから 性同一性障害という病状の深刻さ 当事者だけが直面させられる現実 わたしは女性であると堂々と表明できるようになるまで(つまり男だった頃) わたしはわたしについて語れなかった 自分の見解を述べることもできなかった

まずは医師の診断書を取得 という“正規ルート”を完全に無視した あたしの性転換のプロセスは 『思考と感情が女性なら』 『現実でも女性になるはずだ』 というオカルトスピリチュアル路線 はたして 女性として思考し 女性として感情するあたしは 女性の身体を持つことに成功→男性器消滅

男性時代は昼夜二勤務できたこの身体 女性化した今じゃすっかり弱体化して そこらの普通の主婦より弱い 工事現場にいるだけでお金もらえるラクな仕事のはずだった、気がつけば体力無くなりすぎてて生き地獄 明らかに肉体労働は向かないこの身体 かといって転職先など無く 得たのはこの女体だけ

女性化開始からの変化

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女性として生きるための必修科目

いまの身体を得ていまの境遇になる前 わたしは男性だった、のではなく “彼”の胸の奥にいる小さな女の子だった、 と本気で主張するのなら、、、 あたしは元々(この肉体を持つ前から) ずっとオトコの元にいたことになり だから“彼”によく似たオトコとなら すぐに恋仲になれたりするのね💕

実際にそうなってみると分かる 机上の理論とこの世の現実は別だから 書類も法律も関係なく 単に見た目が女なら女 セーターを着た、冬の厚着の下でも 膨らんだ胸が自己主張していて この事実さえあれば 過去も書類も問われない なんだ、最後はじつにあっけなく決着 いまだに医師の診断書は無い

女になりたい、というより オトコを擬態するのが不可能になって 女の姿に戻ってしまった感じ 現代の複雑奇怪な社会制度などより 思考と感情のほうがはるかに強力だから 社会通念など放っておいて 女性として思考し 女性として感情を抱き 女性としてただ生きていれば 性別移行はこのまま完了

女の子にブスって言うの大罪💥 いつもいつも鏡みてるだけで ご機嫌なあたしだけど ふとしたきっかけひとつで 自分の容姿に絶望すると すぐに死にたくなってしまう どんな美辞麗句も受け付けず 鏡に映る自分が怖くって 容姿がダメなら生きる価値ない ブスって言うな!! 地雷を踏むな💥💥

鏡に映ったこの顔はまるきし女の顔 まわりからも女性として遇されて え?だまされてやがる え?いいの?? あたし男だよ?! 最後に残った関門は 自分のなかのモノローグ 『生まれつき女だったかのように』 生きたいのなら 『生まれつき女であるかのような』 思考と感情を持たねばならぬ

田舎に引っ越ししてしまって 馴染みの男性浴場まで片道3時間 家にお風呂はあるし 入浴のためだけに遠出する意味がない 男どもに裸体を晒して眩惑する日々は 唐突に終幕 性転換組の特権? こんどは男子寮に住んでて 寮の男の子のクルマに乗って数時間 家着いたら、え?もぅ精子出してる??

オタクの街中野で過ごす最後の日 過去に買い集めた本を大量売却 134冊で5万8000円 オカルト&スピリチュアルだけでなく 女の子の写真集も山ほどあって あーあ、 こんな切実に女を求めてたんだね 写真なんて虚像でしかないのにね 女性になった今では あたしの推しはあたしだけだよ💖