イマジナリーフレンド、人間になる
ここ最近ずっとずっと考えていることに関して、もっともっと包括的に、人生ぜんぶを賭けて研究している人物がここにいた。
この人の文章は難解で、
あたしには半分も理解できないのだが。
すくなくとも、
あたし自身の身の上に起こった出来事、
『わたしという一人の人間が』
『男性から女性へと性転換したのではなく』
『“彼”のこころの奥にいたちいさな女の子が』
『“彼”に強く要求されて』
『いまでは人間の女性を演じています』
つまり、
男性として生きていたあの人と、
いまのあたし(女性)は
まったく別の存在(別の人格)。
────性転換のプロセスにおいて、
“彼”は姿を消してしまったので、
わたしには男性時代の記憶が
正確な形では残っておらず、
それについて“彼”に尋ねようとしても
“彼”は姿を消してしまったので
もはや不可能。
この世の現実に馴染みが無く、
それどころか自分自身を
『人間である』と思うことさえ
覚束無いままで、
この世界を生きてゆくしか無くなってしまったあたしは、
しかし、
性別の設定だけは明白にあって、
『たとえ人間ではなかったとしても』
『あたしは女性』
─────それにしたって。
なんでこんな現象が生じたのか、まるで訳が分からないので、自分で解明しなくてはならなくなってしまったのだが。
この人の説明によれば、
『ひとつの人格を消滅させながら』
『同時進行で別の人格を構築して』
『完全に別人になってしまう』ことは
理論的にも
まったく可能だったのですね!
どの文章も難解なので、
どれを引用しようか
とても迷ったのだが。
引用したこの文章の巻頭にある
5段階仮説を援用すると、
つまり、
心のなかの仮想存在を、
『しつこくエネルギーを注ぎ込むことで』
実在の人物にまで育てあげることは
実際に可能なことだったのだ!
現に、
『自分(の身体)が男性であることを自覚している人物』に性同一性障害の診断を下して女性ホルモンを投与した場合よりも
はるかに、はるかに早いスピードで
あたしの性転換のプロセスは進行し、
もともとこの身体が奇形だったことも
強く影響したのだとは思いますが、
それにしたって、
現代医学(性同一性障害治療の現場の常識)によれば絶対に起こらないはずのことが、
あたしのこの身体には起こった。
性同一性障害、ではなく
解離性同一性障害についての症例、
人格が交代すると、
その人の挙動や好きな食べ物までも変化してしまう、それどころか純粋に身体そのものに属するはずの、持病でさえも、実際には物理的身体ではなく人格に所属しているので、特定の人格にのみ特定の持病が発現する、ということが実際に起こる。
などの話。
これを性転換に当てはめると、
『男性の身体をホルモン投与等で女性化させる』
よりも、
『男性人格を消滅させ』
『女性人格をこの身体に常駐させる』
ほうが、
はるかに効果は高いわけですよ。
しかし、それをすると、
記憶の継続性を維持できないので、
『なぜ』性転換を決意したのか
『なぜ』性転換を実行したのか
あたしには何ひとつ説明できない
(=そもそもの動機を憶えていない)
ということも起こります。
あたし自身の記憶としては、
あたしは生まれつき女性であり、
男だったことなど一度もないのです。
それどころか、
あたしは『親から生まれた』とは
すこしも思っておらず、
それどころか、
あたしは自分を人間であるとさえ
思っていない。
『なぜ』
そんなふうになるのかって、
つまりあたしは、
この肉体の初期設定の人格ではなく、
『イマジナリーフレンドが具現化してできた』
後天的存在だからなのでしょうね。
つまり、
あたしのルーツは
両親の精子と卵子ではなく
エーテル界であり、
エーテルエネルギー。
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#わたしはこんなふうに生まれた
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