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【百年ニュース】1920(大正9)3月16日(火) 新四国借款団に関し日本政府が満州と蒙古を事業対象から除外するとした「満蒙除外事項」を正式に米国政府に通告。来日中の米国モルガン商会トーマス・ラモントと日銀総裁井上準之助が交渉。→5月11日に横浜正金銀行梶原仲治とラモント往復書簡で承認される。

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【百年ニュース】1920(大正9)5月4日(火)原内閣が閣議で新四国借款団交渉で洮熱鉄道につき譲歩し要求撤回を決定。「我においては満蒙は我勢力範囲なりと漠然主張しおりたるに過ぎざりしものが、具体的に列国の承認を得たることにて将来のため我利益多しと思う(原敬日記)」

【百年ニュース】1921(大正10)5月2日(月) 中国の京綏鉄路開通,帰綏駅(現フフホト駅)が開業。北京~張家口~大同~帰化/綏遠の653.6㎞が鉄道で結ばれる。2年後の1923年1月には帰綏からさらに165㎞延伸して終点の包頭まで到達するが,この区間には日本からの借款(東亜興行借款)300万円が使われた。

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【百年ニュース】1920(大正9)3月23日(火) 「閣議(官邸)、内田外相より今回来朝せし米国モルガン商会ラモント対我銀行団代表井上日銀総裁と対談要領および満蒙除外の件につき米英より返事の次第は、従来我が国が満蒙を勢力範囲なりと漠然主張せし趣旨よりはむしろ具体的に保証する事なるが返答(原敬日記)」

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【百年ニュース】1920(大正9)5月11日(火)日英米仏、対華投資の新四国借款団組織で合意。日本政府は5月4日閣議で譲歩を決定。横浜正金銀行頭取梶原仲治が米国代表ラモント、満州および蒙古の鉄道と新四国借款団の活動範囲につき書簡を交換。梶原仲治は作家安部譲二の祖父。