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狂言を愉しむ毎日に感謝してござる

呟】怒涛の狂言連週の皮切りに 昨日は京都伏見の醍醐寺で 豊太閤花見行列に参加 狂言花争を演って来ましてござる 桜は九部通り散って緑彩にござって快晴の中四年ぶりの開催に 心躍る狂言舞台でござった 七分ほどの短い狂言でござるが 自身が視える感覚で落ち着いてできてござる

呟】来月十六日は岡山後楽園能舞台に参りまする 岡山田賀屋夙生社中会 鈿々の会にて狂言を披露させていただきまする 二〇一六年に初参加してより毎年寄せて貰うて今年で八回目 大好きな狂言萩大名のシテ大名と 三年前に披露しそびれた狂言花争のアド主人の二役 追い込みのお稽古楽しみまする

呟】いろんな公演がなくなった二〇二〇年初め 並行して四本の狂言お稽古してござったが延期の末二本上演 今年になって嬉しいことに次々と出番が増えてただいま四本のお稽古をしてござる シテ一本とアド二本立衆一本 それぞれまったく違う内容のおかげで混じりもせず 有り難いことでござる

呟】お稽古のみでまだ披露できずにある狂言花争 この狂言でわたくしの演るアドの主人が 行き暮れて木の下陰を宿とせば花ぞ今宵の主ならまし と詠む古歌がござるが これが前期のカルチャー教室でお稽古した 狂言薩摩守に所縁の薩摩守平忠度の詠うだ歌と知り いっそうの親しみが湧きましてござる

呟】一昨日に狂言柑子を奉納いたいてこれよりは狂言萩大名を主にお稽古してまいりまする 自主的には狂言花争や狂言蟹山伏🦀も繰りながら 狂言文蔵、狂言寝音曲、狂言柑子も続き浚いつつ時々は狂言附子や狂言千鳥も振り返りましてござる いつなん時声が掛かってもできる準備にござる