阿梶局

掌編小説『阿梶局 対 徳川家康《おかじのつぼね たい とくがわいえやす》温故知新の巻』

【文字数:約四千 初稿:二〇一九/八/三〇】

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 老境いちじるしい徳川家康公に、まるで孫のように齢若く賢明な側室が居る事をご存じだろうか。その名は阿梶局。彼女は武家の娘であり、女性でありながら男装して関ヶ原の戦いに参陣したほどの女傑だと云われている。それほどまでに勇ましい性格であったにも関わらず、知性にも優れており、風説によれば倹約家とも云われている。それ故、特に徳川家康お気に入りの

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随筆『阿梶局《おかじのつぼね》の資料が足りない』

【字数:約二四〇〇 初稿:二〇一九/八/二九】

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 資料! 資料! 資料! である。
 小説は取材と資料と体験が武器だと思う。
 だが、今の私は特にこれらが足りない。
 先日、ようやく有料記事として小説を書き始め、
 一日一作増やしてやろうか、と、企んでいるのだが、
 不安としては、やはり、資料である。
 そもそも、初めての有料記事からして、
 参考文献として、正式な資料としては使っ

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