悠遊物語-5-

「◯◯の涙」
「...なさい本当に...」泣きながら母親は私に言った。話を聞いた私は父親を見て睨みつけた。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。
父親はそんな中、酒を飲んでいた。私はやったこともその態度も何もかも気に食わなかった。「お前なんて...お前なんていらない!」私はそう言い家を飛び出した。どこに向かうかも決めずにひたすら走り続けた。もう"あの家"には戻りたくない。私は

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210号室の事

最初に気づいた違和感は些細な事だった。

最近は食事時間が合うことがあまりなかったので、作り置きのおかずがメモ付きで冷蔵庫に入っている。

その日も温め方のメモ付きの肉じゃがが冷蔵庫に入っていた。

記入された時間通りに電子レンジで温め、ご飯とともに食べ始めたのだが、口に含んだそのまましばしフリーズした。

苦い。

肉じゃがが苦い。

温めてそのまま食べられるように器に盛り付けられていたため気づ

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悠遊物語-3-

「幸せと◯◯」
幸せってなんだろう。今までは考えたこともなかった。「...よ。」私は自分が無力と痛感した。今、ここで動かなければ全て無くなってしまう。それでも体は動かない。どうして体が動かないんだろう。なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?
答えはわかっていた。私が"弱い"からだ。どんなに頭が良くてもその場で動くことができなければ意味がない。崩れていく関係をただ見ている自分が本当に情けなく、◯◯

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悠遊物語-2-

「◯◯な日」
深夜、二人の大人が怒声をあげている。「...い..わい」私は部屋の隅で1人で泣いていた。私を守ってくれる人なんかいないんだ。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。.....
「もう大丈夫よ。こっちにおいで。」しばらくすると声が聞こえた。私は声のする方を見た。そこには"母親"がいた。「ママ!」私は泣きながら抱きついた。母は私の頭を撫で、抱きしめた。「沙希、どんなときでも私は沙希を.

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悠遊物語-1-

-朝-
「後、10分...」
私は布団にうずくまりながら言った。なぜ朝が来るのだろう?この時間が来るたび、考えてしまう。そうだ、きっと私に対するイジメだ。そうに違いない。
「ダメだよ、昨日もそう言って遅刻してるんだよ。ほら起きて。」
「私をいじめてるやつが起こしに来たのか?それは許せない!今ここで...」訳のわからないことを言いながら布団から出た。イジメをしているやつを懲らしめてやろうと思い周囲を

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マッチ売りのこじき

坊や「マッチ、マッチはいりませんか?」

坊やのそばを素通りしていく人たち。

坊や「どうしてうれないの……」

今にも泣きそうになる坊や。

中年男性「坊や。どうしたの?」

声をかける中年男性。

坊や「マッチがぜんぜんうれないの」

中年男性「そうか……よし。私が全部買おう。いくらだい?」

坊や「え! ほんとに! やった!」

中年男性「坊や。嬉しいのはわかるから、いくらか教えてくれないか

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875はハナコと読みます。V活動準備中です。

ぴこんっとメッセージ到着を知らせる音がなる。

朝風呂に入りながら見ていた動画は急ぎで見ないといけない類のものではなかったから、メッセージを優先する。

『先輩のファンルーム見た、875ヤバくね?』

『…まだ見てないや、見てくー』

返事をしたらすぐに配信サイトを立ち上げる。

私たちは「先輩」の配信で知り合った仲でよく情報交換をしていた。

その配信サイトには各配信者ごとにファンルームと呼ばれ

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劇場版ニンジャスレイヤー ニンジャバース#2

※はじめに

これはニンジャスレイヤーの二次創作物です。世界観、キャラの設定、性格などに独自の解釈、偏見、ケオス、間違いがございます。
そういったものが苦手な方はご容赦願います。

また、本作品にブラッドレー・ボンド=サン、フィリップ・ニンジャ・モーゼズ=サン及び翻訳チームの方々、エルフのせんしは関わっておりません。おうちの方が気をつけてね。

※作中にニンジャスレイヤーが複数おりどれが誰の

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