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【はそやmの朝ドラ感想文】「虎に翼」大好きだ~

虎ちゃん、卒業おめでとう!
そして新たなるステージへの一歩を応援しています!

とここまで今週初めに書いて下書きに入れていたら、今日激震が走り大変なことになりました。

来週は「帝人事件」と思われるものが虎子の家を直撃するようです。虎子は無事、明律大学へ通えるようになるのでしょうか?

検察の方の表情が昭和初期のブラック感を出していて、とても怖かったです。男女差別や世の中の不平等を真剣かつ明るく描く名作の予感しかない「虎に翼」ですが、来週はさすがに重い内容となるのでしょうか?

でも、私は信じている!きっと心鷲掴みの演出と演技で1週間楽しませてくれることを!

ということで今日は「虎に翼」の感想文を投稿します。


1.虎子が描けない


朝ドラ「虎に翼」を見た瞬間に「らんまん」に近い衝撃が走りました。そのため、「哲司る」のような絵が描けるかと思ったのですが。

描けません。やはり田中哲司さんだけが私にインスピレーションを与える存在なのでしょうか。

ちなみに田中哲司さんは徳永教授以外は上手く描けません。

田中哲司さんごめんなさい

絶対描けると思ったのですが……それはオープニングのイラストを見たせいかもしれません。

オープニングのイラスト素敵ですよねえ😊

「虎に翼」はのめり込める自信があるので、もし描けそうならチャレンジしてみます!

2.出しゃばらない


伊藤沙莉さんが主演ということで、始まる前から裏切られないだろうとは思っていましたが、少し不安はありました。朝ドラを見る時にしんどくなる理由のひとつに「主人公がでしゃばりすぎ」があるからです。

今回のヒロインは、

・結婚したくない
・学びたい
・常に疑問を投げる

タイプです。

ヘタすると「でしゃばる」ヒロインになるかもしれません。名作の予感いっぱいなのにどうしたものやらと思っていたら。

「心の声」という形で言いたいことを視聴者に伝えるという演出をしてくれました。これがね、いいんです。

ドラマで昔を描くと、どうしても現代人にわかりやすくするため、当時の人を現代人みたいに描いて違和感を出してします。

でも「虎に翼」は尾野真千子さんによる「心の言葉」で虎子の本当の気持ちを表します。虎子自身は「心の言葉」をグッと抑え、なんともいえない笑顔をします。この笑顔がまたいいんです。さすが伊藤沙莉さん!

3.個性を認める


虎子は相手にストレートに気持ちを伝えます。そのため、お見合いを何度も断られ、当時の女性としては恥ずかしい立場にたたされることも。

虎子は負けずに「はて?」と疑問を呈し続けますが、不快な感じはしません。それは虎子が相手を思いやって発言をしているからなのではないでしょうか。

例として、山田よねさんへの言葉を紹介します。

ヒロイン虎子の同級生である山田よねさんは心の傷を隠すためと世の中の怒りを表すため男装をし、常に相手を批判する言葉を発します。

そのよねさんに虎子は

「そのまま嫌な感じでいてね」

と言います。よねの良いところも悪いところも全て認めるという虎子の性格を表していて感動しました。

この言葉を聞いてから、よねの周囲への対応にトゲが少なくなったように感じています。やはり人に認められるのって心を強くする一番のクスリなのではないでしょうか。

4.スン


現代に合わせた表現を使わず当時の状況を上手く演出しているドラマと最初に言いましたが、実は絶対に当時では使わなかった「スン」を使っています。最初に聞いた時は、あれれ?と思いました。「スン」って今の言葉じゃなかった、と。

このまま説明もなく使い続けるかと怪しんだのですが、虎子の母が「スン?」と疑問を呈しています。これで「スン」という表現は虎子だけのものであるということがわかり私もストンと納得しました。

虎子のスンはドラマの随所て効果的に使われるんですよ。

・理不尽にあった時に女性がスン
・現実を見たくない女性がスン
・男性がプライドを保つ時にスン

これからも様々なスンが出てくると思うので今からとても楽しみにしています。

5.馬鹿な男


男尊女卑を自然な形で表現しているので「虎に翼」は嫌味な感じがしません。ドラマの中に出てくる優秀で世間的には評価される男は、鼻につく嫌な男で視聴者を煽りドラマに引き込む存在として上手に描かれています。

女性蔑視が当時は常識であったため、女性も当然と受け入れており「はて?」と思いつつも従う虎子が自然です。ドラマに出てくる馬鹿な男は、

・地位にもの言わす男
・女性を見下した男

が主だと思います。

反対にちょっと頼りないなと思う男は虎子のお父さんやお兄さん、書生の優三さんでしょう。小林薫さんが演じる大学教授もちょっとそっち系かなと思います。地位的にはご立派ですが。男子学生が文化祭で騒いだ時に抑えきれなかったことを考えると教授も情けない系と考えられます。

ただ、頼りない系の男性陣は当時の女性から見ると頼りなく見えるかもしれませんが、私の目から見るとどれも魅力的です。

「僕にはわかる」が面白い虎子のお兄さんの発言はかなりの確率で外れますが、いざという時に当たっているようで、嫁姑問題では嫁の気持ちを優しく救っていました。

虎子と優三さんの仲もドラマ中盤あたりで当たったりするのかな、と期待しています。

6.優三さんが落ちるわけ


虎子と法律の話をしたり検察が来た時、頼りになった書生の優三さん。側から見るととても優秀に感じます。
なぜ何年も司法試験に落ちているのか不思議でした。

その謎を今日の放送が教えてくれました。
検察の執拗な捜査に対応し「なんて頼もしいのだろう」と思わせていたのに、ホッとした途端、腸の弱さを露呈してました。

だから司法試験に受からなかったのね……

優三さん、実力に体力が伴わなかったのですね。
体調の良い時と試験が重なりますように。
合格、心よりお祈りしております。

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