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横浜のガンダムを見て、大事なことを思い出した~GUNDAM FACTORY YOKOHAMA~

横浜のガンダムが、今月末で終わる。そう知ったのは先週21日の夜だった。
え、ガンダムなくなっちゃうの!?
なんとなく、ずっとあると思っていた。
いつか見に行きたいと思っていた。
けれどもそのうち、見たいと思っていたことも思い出さなくなって、気づいたら最終日がすぐそこまで来ていた。

某ポストで終了を知り、公式サイトを検索しながら胸に込み上げたのは焦燥感と後悔。
サイトで上の画像を見たとき思った。
2020年からあったというのに、今まで自分は何をしてたんだ!?
子供の頃アニメを見て、もし自分だったら…と幾度も考えた。
夜な夜な布団にもぐって想像した宇宙。食い入るように見たガンプラの精巧なジオラマ写真。本当に夢にまで見たあの世界。
ガンダムの、その大きさをリアルに体感できる機会だったのに!
いつか、そのうち、機会があれば。
そんないつかを待っていたんじゃダメだったんだ。

自分よりも遥かにガンダムに詳しく、正しく楽しめそうな人を誘ったけれど断られた。私は小説も読んだことはないし、宇宙世紀篇すら網羅していないファンいうには浅すぎる人間だ。今までなら、同行者がみつからない時点で取り止めたかもしれない。
しかし、ひとりでも行くと決めた。
今ガンダムを見ておかなければ、きっと一生後悔する。

等身大ガンダムを間近で見られるチケットはもう売切れていたけれど、遠目からでも見たいと3/24(日)のGUNDAM FACTORY YOKOHAMA入場チケットを購入した。
そして到着した元町・中華街。自分は前売で入場券を購入済みだったが、当日券を購入している人も大勢いた。
公式サイトでは情報が少なかったのだが、入場チケットでも普通にガンダムの足元から観覧することができた。
1時間に2回、起動と格納の動きがあるのだが、これまでの演出をまとめて再演しているので、観覧したものはどれもパターンが違っていて飽きることがない。


途中から雨が降り出した。
カフェは行列が長すぎて断念したし、ショップのグッズの種類はとても少なかった。カンファレンスルームは機材トラブルで上映中止だったのにも関わらず、大満足だった。
いや、行ったことは満足だけど、別の後悔はできた。
ここは何度も来るべき場所だった。
演出、天候、時間、季節。
きっと来るたびにガンダムと見える景色が違っていて、現に何度も足を運んでいるファンがいる。

今日を入れても、もう残り3日だけれど、当日券もあるだろう。
あ~行かずに終わってしまったなぁ。残念だった。
と思う人がいるならば伝えたい。
まだ終わってはいないよ。本当に行けないの?
最悪入場券が買えなくても、ガンダムは大きいから遠目でも観られるよ。
いや、ガンダムだけではない。
歌手や作曲家、漫画家イラストレーター声優俳優…etc.
近年訃報も災害も多く、自分だって家族だっていつ何があるかわからない。
いつか、そのうち、機会があれば…
そう思っているだけでは、叶わなくなってしまうときが絶対にくる。そのときになって後悔しても、またの機会はもう訪れない。
だから。
やりたいと思ったことは、ちょっと頑張って叶えていった方がいい。


これまでも何度か思ったはずなのに、何度も繰り返してしまうから。備忘録を兼ねて書きました。
横浜のガンダムを見て、大事なことを思い出した話。



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