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メモ:東京の桜の散り際は日光東照宮でも植物観察日和

日光で植物というと、奥日光や高原地帯ばかりが出てくる。しかし、それよりも高度が低い日光の街中の時点でけっこう平地とは異なる植物がみられて満足感があったので再訪用にメモっておく。
当地の春の花の見ごろは東京の桜の散り際~ゴールデンウィークくらいまでだろうか。

カタクリ            滝尾神社の川沿いの笹藪で1輪発見。群生は見つからず。
ミズバショウ     花には少し早かった。明治の館脇駐車場など。群落多し。
ヒナソウ             外来種だけど完全に景色に溶け込んでいる。
イチリンソウ     花はゴールデンウィークごろだろうか。新芽を目撃。
ウバユリ             去年の花の名残を発見。
シロバナネコノメソウ  石垣の苔に交じって咲いている。
ウスバサイシン             山内いたるところで石垣から生えている。 
ショウジョウバカマ      上に同じ。


ウスバサイシン@石垣


カタクリ@滝尾神社の笹薮

そのほか、石垣の苔だけでも種類が豊富で楽しい。ヒノキゴケやコヤノマンネングサのような姿の良い苔も生えている。家によっても生え具合がかなり異なっていて、ゼニゴケまみれのところもあれば、苔寺もかくやという家もある。後者はきっと住人も意識して手入れしてるのだ。苔の生え具合でちょっとしたご近所感の競争意識があったりするのだろうか。隣の苔庭は青い。

参道のごはん屋さんはどこも割高でさしておいしくもなさそうだったので、鬼怒川のほうに宿をとったのは正しかった。鬼怒川は設備も良くてごはんも割安なお店があるのに、妙に外国人が少なく、東照宮側とは対照的。温泉廃墟やバブルの気配が残るゲーセンも楽しいし、もっと知られてもいいのに。

何もない休日にふらっと出てきただけの旅ではあるけど、思いがけなく図鑑だけでしか見たことがなかった植物に出会えて大満足である。次に来るときに再開できるといいな。

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