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自分がここにいた意味

新規就農を目指して、4月から研修をスタートさせるハタセンです。マーケティングや農業経営について学んだことを、日々1500〜2000文字で書いています。いつもご愛読ありがとうございます。

退職まで、あと一週間となり、今日は、勤務校の修了式でした。
修了式のあとは、学校を異動する先生方の離任式。
私も退職ということで、子供達に挨拶しました。

2年間、学校で過ごした思い出と、お礼。そして、子どもたちへ伝えたいことを一言話しました。

アメリカの心理学者クランボルツの言葉「人生設計は紙と消しゴムで書きなさい」という言葉をかりて、大きく舵を切ろうとしている私の人生について語りました。
何か一つのことに熱心に取り組むことはとても価値のあることであり、意味のあることです。
しかし、それにこだわりすぎて、他のことが見えなくなったり、あきらめてしまったりするのは、短い人生において残念な結果を招くことにもなりかねません。

自分の人生だからこそ、柔軟に、フットワーク軽く動けるようにしたい。
そんなことを伝えて終わりました。

さて、今日の夜は、職場の送別会でもあったのですが、引越しの関係で、参加することができませんでした。
すると、退勤前にプチ送別会をしてくださいました。

職場の恒例行事で、離任する方に向けて卒業許可書なるものを読み上げてくれます。
これがとってもうれしいことを書いてくれていたので、ここに書き残しておこうと思います。

卒業証書
ハタセン殿

○○のスティーブジョブズことハタセン教頭先生。教頭先生の広い知識とその行動力で、○○中学校にイノベーションをもたらしてくれました。スティーブジョブズにも負けず劣らずの革新の数々を紹介したいと思います。
①ICT革命家
欠席連絡フォームの作成、ホームページをnoteに一新、フォーサイトや動画共有サービスKOKOの導入など、職員が働きやすいように様々な革命を取り入れてくれました。そのおかげもあってか、職場の働き方改革が進められ、みんなの退勤時間も早くなっていきました。ある一人を除いては。
②みんなの憧れスーパーヒーロー
この2年間でたくさんの困難が○○中学校を襲いました。でもそんなときに危機から救ってくれたのはいつも教頭先生でした。先生方を笑顔で励まし、ときにはご自身で授業を持っていただくなど、常に中学校全体のことを考えてくれていました。僕自身も教務主任として至らぬ点が多くありながらも、いつも支えてもらったことは忘れません。
③聞き上手なファシリテーター
「今週どうでした?」から始まる毎週木曜日の若手の会では、初任者二人の悩みや不安を上手に聞き出し、フォローしていました。ミライムにアップされる若手の会のホワイトボードには初任者二人の心の中が丸裸にされた様子が映されていました。若手の会に限らず、教頭先生はいつも先生方のことを気にかけてくださり、安心して相談できる存在でした。

そんな教頭先生が教員を退職され、来年度から○○中にいないと思うと不安で仕方がありませんが、「やりたいことができたので退職します。農家になります。」と聞いた時、「教頭先生らしいな」とも思いました。形は変われど、これからも○○中のことを支えてくれると信じて、次のことを条件に○○中学校からの卒業を許可します。
一、次は農業界のスティーブ・ジョブズとして、自分の強みを生かし、農業界に革命を起こすこと
一、いつまでも優しい教頭先生としてあり続けること

またどこかで会えることを楽しみにしています。本当にありがとうございました。
2024年3月22日 ○○中学校 厚生会会長

正直、この2年を振り返って、自分は何ができたんだろう?
子どもたち、先生たちのために。
初めての中学校現場で、戸惑いや、自分自身の学びばかりで、誰かのために、何かのための役に立てたのだろうか?
という後悔ばかりが思い浮かんでいましたが、こうして、私のことを見ていてくれたとすれば、少しは何かを残せたのかなとほっと一安心しました。

これで心置きなく、27年間の教員生活を終えることができます。
あと一週間。残務処理と、次の教頭先生への引き継ぎを頑張ります!

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

では、また明日。

他にも、教育×○○や、マーケティングの話なんかもいろいろ書いています。
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