自分に都合の良いセルフイメージをもつ
私は、公立中学校の教頭という仕事をしています。
みなさんのもつ、教頭の仕事のイメージはどんなものでしょうか?
学園ドラマなどで描かれる教頭は、主人公の先生に意地悪に接するイメージがあり、あまり良い印象を持たれていない方がいらっしゃるかもしれません。
公には、こういう仕事になっていますが、具体的にはなんのこっちゃかわかりませんね。
学校事情を知る人々には、教頭の仕事は多岐にわたり、超多忙だというイメージがあるでしょう。
実際に、学校の業務のうち、担当の先生などに割り振られている校務分掌には当てはまらない、だれも割り当たっていない雑多な仕事と、学校に届く、さまざまな調査物など、誰もやりたがらない仕事を率先してやらなければならないポジションになります。
それとは別に、今日の私のお仕事の80%くらいは、「対話」でした。
・仕事がいっぱいいっぱいで、気分的に落ち込んでいる先生との対話
・仕事の割り振りについて、いろいろな思いをもっている先生との対話
・嫌なことがあって、先生の手助けが必要な生徒との対話
・その生徒の嫌なことの原因となっている生徒3人一人一人との対話
・対話した生徒4人のそれぞれの保護者に電話をかけて対話
「対話」することは、私にとって決して嫌なことではありません。
対話することで、相手や自分の思考の整理につながることを知っているし、だからといって、一度の対話ですべての課題が解決するわけではないことも知っています。
でも着実に、解決の道筋を見通すことができて、解決のための一歩を踏むことができることを知っています。
逆に言えば、そこまで持っていくことが対話の目的ともなっているからです。
神田昌典さんの「非常識な成功法則」の中に、「自分に都合のいい肩書をもつ」というものがあります。
自分が目指している姿を「肩書き」にしてこうどうすることで、セルフイメージが高まるとともに、実際にその姿に近づいていくことができることが書かれています。
「対話」は好きですが、今日ぐらい詰まっていると、さすがに疲れます。
でも必要なことですから、がんばるしかありません。
そこで、今日から私は、
「対話を通して、課題解決をファシリテートする教頭」
という肩書きをもって、セリフイメージを高め、残り半年間(予定)の教頭職を楽しんでいこうと思います。
今日も、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
了
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